2017年9月30日土曜日

GoogleCarに遭遇

アメリカでも日本でも、かなり以前からGoogleマップにはお世話になっています。

最初の頃はGoogle Mapの人工衛星の写真も、例えアメリカの主要都市であっても、物凄く粗い写真で、拡大には到底耐えるものではありませんでしたが、それでもそういった今までは軍事レベルのお伽噺だった人工衛星による自分の家の写真が映るようになったのを見て”新しい時代”がインターネットで始まっていることを感じたものでした。

それ以降のマップ上でのサービスの拡充は驚くべきものになったことは皆様御存知の通りで、画像の精細さの著しい向上のみならず、リアルタイムの交通渋滞情報やマップ上でのバーチャルなルート案内、更には走行しながらのGPSでのルート案内にまでレベルは進化。
マップを使った不動産情報、ありとあらゆるデモグラフィックデータのオーバー・レイなど、今の生活はこのレベルのGoogleMap無しでは考えられないものになってしまいました。

極めつけはGoogle Street View。このサービスの登場は本当に”衝撃的”レベルで、家に居ながらにして世界中の多くの場所を通行人の視線に立って眺め、拡大し、堪能することが出来るようになったのですから、普通の人間にとってもうこれは”神の眼”の登場と言って良い変化でしょう。
最近はこのストリートビューが店の中にまで進出してきて

ところが、個人的には巷ではよく目撃されているそのStreet Viewを作成する土台となる全方位カメラを積んだGoogle Carなるものには一度も遭遇したことがありませんでした。まあ、そとをうろつくことが少ない生活を送ってきたため、というのもあるのでしょうが、それにしても一回くらいは見てみたいな〜位には常日頃から思っていたんですね。

その瞬間は突然訪れました。

家族で三重にある干物や鮮魚で有名な定食屋に向かっていたところ、東名阪道上の長良川の斜張橋の上で、右後ろから変なものをボンネットに乗っけた車が近づいてきたのがわかりました。
「もしかしたら!」と思い、ジッと目を凝らしていると結構な速度違反でこのGoogle Carが右側を通り過ぎてアッと言う間に先に行ってしまいました。

「オイオイ、アノ速度はやばいだろ〜!」と思いながらも、初めて全方位カメラを取り付けた車をこうやって自分の目で見ることが出来たことには大満足でした。

なんだか、昔から持っていたメモ帳に何時まで経っても消せないスケジュールの一つがやっと消せたって感じでしたね。

2017年9月29日金曜日

定年延長と言ったって、もともと誰の金よ?

21世紀に入ってますます皆の寿命が伸びています。

それに伴って、退職後のお金の計算が合わなくなる人が続出し、生活が困窮てしまうという”長生き”がありがたくない、パラドキシカルな時代が本格的にやってこようとしています。(というより、もう来てるな実際。)

55歳のアーリー・リタイアメントが夢の様な話の今時、60歳の定年もハッキリ言えば短かすぎるようになってきています。60歳で定年を迎えてから平均して20年以上も生きてしまうという時代を誰が50年前に予想していたでしょうか。
今回公務員の定年を65歳まで段階的に延長していこうと言う話になっておりますが、これはこれでもし昇給のカーブも落とさず・・・となるとアッと言う間に国家財政は破綻ですが、何と公務員では60歳のころの7割を保証しようという厚かましさ。w

ゲンダイの記事ですので眉に唾つけて読まないといけませんが、他のソースを読んでみてもどうやら本当にこういう”案”として提出されているようです。民間はいろいろと厳しい条件を付けて定年後はありとあらゆるいろいろな権利や給与額を削ぎ落として雇用延長という名のもとに定年年齢の延長に必死になっているのですが、こういう財源は全て国民の税金。

実際のところ、これはこれだけで一回国会を解散して検討しなければならないレベルの大議題の筈なんですが、相も変わらず公務員というのは身内には甘いですね。ヤッパリ身銭を切った金勘定をしない連中というのは、出したらどんな意見が出てくるかということを真面目に考えずこういうことを平気で提案しちゃうんでしょうね。(実際はハスッコイ人事院の連中がコッソリ出したということはそこいらをよく計算してのことでしょうから余計悪質、狡猾ですが。)

生涯賃金が4000万もアップするんだと〜。メデタシメデタシ!

大樹に寄り添う寄生植物は”大本の木”が枯れ果てるまで、ビッシリとその表面を覆い尽くすのは、洋の東西を問わずどの国でも同じようです。

2017年9月28日木曜日

民進党の破壊力凄い!

民進党って改めて凄い人達の集団だなって今回のイベントで思いました。

もともと烏合の衆が離合集散して出来た集団ですが、離党離党の連続で最近は櫛の歯が抜けるようになっていた上に中の人達が暴言や不倫でボロボロ。まあ、当初より各人の資質の低さというのはその履歴や発言から予想されていたものの、各人の当選当初の御高説を見る限りでは当選前後だけは”偉そうな”演説が続いておりまして、簡単には馬脚を露わさなかったものです。

しかし、依って立つものが無くなった今、漂流を始めた彼らはそれぞれの求心力の赴くところへ再び帰ろうとしています。しかし還っていこうとするところが無い人も多数。

今回のこの一連逃れの最終的な決定打は前原代表による驚きの”希望の党”合流と無所属出馬!流石にこれは誰も読めん勝ったろうなと思いますよ。w
党首がこれやっちまったらそら下の人は当たり前ですが、右往左往です。一体何考えてるんでしょうね?一番考えられるのは民進党では今後も戦えないという厳しく、正しい現実を前原という人物が受け容れてその上でもう民進党は存在していても次が無いことを理解させたのでしょうかね、強制的に。

それで次は希望の党なんですが・・・。
これも無理でしょう。これまた民進党以上に無理筋の烏合の衆。小池新党なんて言われてマスコミが団扇を煽っているうちは良いでしょうけど、次の展望が全く無し。本当に中身は空っぽですからね〜。
対抗勢力としての存在意義以上のものは何も無い・・・それが全てだと思います。何もない人たちが風船のように膨らみ上がっているだけで、中身が無い為”破裂”するもしくは”しぼむ”のはただの時間の問題です。

本当は対抗勢力こそは、質と勢いこそが求められなければならないはずなのに今この人達にあるのは勢いと混乱だけですから、本当に残念です。

日本はなかなか借り物の民主主義から脱却出来ませんね。

2017年9月27日水曜日

韓国で開催するオリンピックとか行く必要”マッタク”無し

やるだろうと思ってたらコッソリやらかしてますな。

平昌オリンピックのまあ、連中の程度を推し量る良い物差しです。
テレビ見ないのでどれくらいの話になっているのかは知りませんが、以下の世界地図を一枚。
はい、良く見て頂ければよく解る「日本(及び樺太サハリン)抜き」地図です。(よく見るとニュージーランドもないんですが・・・。)確か前にもこんなことをやらかしておりますが、全く懲りません、はい。理由は”馬鹿だから”というのが単純な正解だからなんですが、もう言うのもアホらしくてね。w

ちょっと前には丁世均というオッサンが来日し、8日に大島理森衆院議長らと会談した際に、2018年平昌冬季五輪への日本人観光客訪問を求め、「もし平昌に来る日本人が少なかったら2020年東京五輪には1人の韓国人も行かせない」と述べるなど、不規則発言を繰り返して現場を混乱させていたことが30日、複数の同席者の証言で分かった。という話もありますしたし、もうね脳内になんか変な虫でも湧いてるんじゃないかと。w
これが、国を代表してくる男ですからその国自体のレベルは如何程のものかと・・・。

オリンピックで最もやってはいけないプロパガンダの表示を委員会自らがやるという。もうね・・・。まあ、奴らなら何でもありというのは南北朝鮮とも共通ですが。

上の地図全体は少なくとも他のエリアに関しては海岸線も含めてスリランカやマダガスカルもきちんと書き込まれていて、お前らの隣の国の日本は無しかよ。オイ!w

感想は、、、ただただ「オマエラまたかよ。orz」って感じでしょうか。小学校低学年の子供がするならいざしらず、お前らは大人でしょ、しかも少なくともお前らの国においては責任ある委員会の上の人間でしょ??
ただただ、その児戯に等しいレベルの低さに疲れるだけです。こんな奴らのことだから、オリンピック期間中に連中が必ずやるだろうと思うことを一つここに予想しておきます。それは自称慰安婦を表に出してくる何らかの宣伝工作。
これに今回100000000ゴールド賭けさせてもらいます!w

真実を見つめることが出来ず、見たいもの、こうあって欲しいものが現実と区別できない妄想お花畑満開の人達には彼らのよく使うフレーズである”あの言葉”を使って言わせてもらえば千年経っても自然科学でノーベル賞は取れませんゾ!
まあ、我々の知ったことではありませんけどね。w

2017年9月26日火曜日

バカの壁とはこの事か

養老先生の大ベストセラー「バカの壁」。読んだことありません。

しかし、いろんな人の解説を聞いたりする限りでは「人間同士が理解しあうのは根本的には無理で、その理解できない相手同志が互いをバカと思うこと」ということらしいのですが、その最悪の形がアメリカという民主主義国家でそれこそ”炸裂”してしまったのが今のアメリカの大統領。

NFLの有名選手が、黒人に対する警官による発砲や人種差別に対して抗議したことが発端となり、この馬鹿大統領と選手達との間で激しい応酬が続いています。
今回の抗議の姿勢はkneeling(跪くこと)による抗議活動で、国歌の吹奏中に何時も多くの人がしているように右手を胸に当てて国家への忠誠と尊敬を示すものとは全く異なります。

私の中では黒人のオリンピック選手による”拳”の突き上げで人種差別に抗議したのが”歴史の教科書的には”記憶に残るものですが、そうした行いの延長線上にあるものと考えるのが妥当だと思います。

ハッキリ言うとこれらの選手は既に黒人への差別への反対と言う文言を既に超えて、その差別を止めない国家のサポーターたる馬鹿大統領への直接の対峙という形態をとった状態になってしまっているという・・・。
本当にこの男は多くの有名コーチやその他の識者が語る様に、国家を分断する最低のアジテーターです。
言ってることは本当にアジることばかり。まさしくヒトラーのやり方と同じで、複雑な話を単純化し、話の本質を完全にすり替えた後”二項対立”に持ち込み、「俺の側につくかそれとも敵になるか!」と吠えまくる。

バスケットのスーパースターStepehn CurryもGolden stateとしても、トランプによる伝統的なWhite Houseへの招待をキッチリ断ったのですが、これにまたあの”イヌの枯れ糞”が思いっきり馬鹿丸出しの返事でtwitterで再度の恥さらしをするという、まあこの一年の”お決まり”のパターンでございます。w

安倍ちゃんもエエカゲンこんな馬鹿に尻尾を振るのをやめんと、いくら最重要の同盟国とは言え政治家としての晩節を汚すわな。

自由の国アメリカにおける”抗議の意志表示”大いに結構。国家には忠誠を示しても、この馬鹿にはケツを向けるというのが、自由の大切さを知る男のやり方です。
NFLの最高責任者であるコミッショナーもそのドラフト会議の会場で、トランプのやり方をdivisive(分断を助長する)と言って非難しています。そりゃそうだわな。w

国歌よりも旗よりも大事なもの、それは国家の最高責任者であろうがなかろうが、差別を許す男を許さないことを非難する自由です。

2017年9月25日月曜日

娘も成長するだろう

仕事をしていたら昼にいきなりアメリカからライン。大学に行っている次女からのものでした。

こんな時間にいきなり長文の(勿論、英語でしかこんな長文は書けませんが。)メッセージが入ってくるなんて言うのはちょっと変です。時間的にもあっちではかなり遅い時間のはず。訝しいくは思いつつも文章を読んでみると、どうやら飲酒して自分のドームの部屋で寝ていた所を”何故か”警察に起こされて、吐きまくっていた友達とともに病院まで連れて行かされた挙句、二時間程その友人の点滴が終わるまでそばで待たされたとのこと。

娘の説明によると、警察の記録には残らないが大学からは私の方に注意のメールか何かが来るかもしれないということ、もう一つは大学のエイドの関しては心配しなくとも一切問題はないという、事情の全てを明らかにした上で私からの質問も受け付けないよな一気呵成の完全版の作文でした。

その中で、なんで家ですやすや寝ていた娘が警察に起こされて・・・と言う行に関する説明もあったのですが、酒を呑んで吐きまくっていたアジア系の友人(大嫌いらしいのですが・・・)が警察に尋問されて何故か「私より飲んだ友人が居る!」と言って娘をご指名したらしいんですな〜。orz

娘の方は寝ていた所を叩き起こされて自分をチクった嫌いな友人の世話をさせられるし、罰金を取られるとかで怒り心頭。w
まあ、飲酒は新入生はほぼ毎年こんな感じで経験してくのでよくある話と言えばそれまでなんですが、いくら酔っていても自分の友達や知人を売るような輩とちょっとでも交わった娘の負け。

罰金はそのチクった友人にゼッタイ払わせると言って息巻いておりましたが、私に言わせれば「そんなのを一瞬でも友人にしたオマエの眼力こそが問題。良い授業料を払ったと思ったほうが良いんじゃないかい?」と言う感じなんですけどね。以下の写真が私が送った短い返事です。
なるべく難しい漢字は使わないようにしています。w
あっちにぶつかりこっちにぶつかりながら娘も少しづつ成長してくれるでしょう。
でもまあ、マグ・ショットを撮られるようなことにだけはなってほしくないものですが!

2017年9月24日日曜日

一日中講習会

朝の十時から夕方五時まで産業医の講習会。

産業医というのは会社や組織でそのシステムの中に属する人たちの精神と健康を護るお医者さんのことです。
職場における作業環境や就業形態に関する提案を行い、改善を導入したり更に他科の専門医に引き渡したりすることが業務の一つです。淡々と業務を進めつつも従業員と会社の間の”バランス”を取りながらいろいろな問題を解決していくのです。

ここ数年は、メンタルヘルス関連の問題解決が大きな社会的問題になっているのですが、産業医も当然のようにこれらの問題に対応することが大きな比重を占めるようになっております。

一昨年前のメンタルストレス問題に関する解決を目指した政府による産業医を使ったメンタルヘルススクリーニングの法制化に始まり、実際、我々のように産業医として専従するものでなくとも、産業医の資格を取得した後その資格を維持するために、単位を取得してその資格を維持するものがたくさん講習会に押しかけるわけです。

昨日は一日中受講し、3つの講座を取ることで6単位という大きな単位を取れるものだったので、チョイときつめでも出席したのでした。講義は手練の先生方によるもので、面白い講義でした。
実は来週の日曜も同じような講義があり、6時間の座学に出席します。それも6単位。5年間に必要な20単位まであと1単位になります。

何だか夏休みの最初の一週間に宿題の9割を終わらせた感じです。(^o^)

来週も休み潰して頑張るぞ!

2017年9月23日土曜日

また間違えてギンギン(`ФωФ´)シャキーン

またやらかしました。

久しぶりに〜と思ってベトナム・コーヒーを愉しんだのですが、時間が全く駄目な時間。そう、夜中の2時に500ccほど啜ってしまったのでした。orz

前回のミスを完全に理解していたのに、「体がこれだけ眠気を欲しているのなら何をしようと絶対に眠れるハズ」という、根拠無く高を括っていたところ、ベッドの上で完全にセルフ・パニッシュメントモードに入ったのが理解できました。

ベッドの上でどんなに体の向きを変えようとゴロゴロゴロゴロ体をロールさせようと”全く”効果なし。
目を開けて天井を見つめ、壁を見つめ、溜息を付いてイロイロ考え、睡眠薬を飲む人の気持がわかった瞬間が来ましたよ。
ヒルティの”眠られぬ夜のために”でも開いて一晩を過ごそうかなどとも考えましたが、色々と悩んだ中学の頃と違って、最近は哲学の本もトンと開くこと無く・・・。

明日は丸一日かかる愛知県医師会館での産業医学の座学講習があるんですが、こんなことでは講義の間中眠りこけるような事態が発生せんでしょうか?

それにしてもベトナムコーヒーの抗眠気力というかパンチ力は凄まじいものです。普通のカフェインではほとんど効果がないはずの私のショボい脳味噌ですが、これはやばいです。逆に朝のむとリズムが作れて良いんでしょうね。
今回のウェーブが去って一段落したらそういう”オシャレ”なことにチャレンジしてみようかとちょっと考えております。

2017年9月22日金曜日

今の自分の出身高校ってどうなってる?

ふとしたことからある高校の”偏差値”を調べる機会がありました。

きっかけはちょっと変なことで、実は私のメールに間違って迷い込んでくる”あるメール”があるんですね。
私のメルアドは例えばxxxxxxxxxxx@yyy.zzzというものなのですが、迷い込んで送られてくるメールはxxxx.xxxxxxx@yyy.zzzというもので、間にドットが入っているかいないかだけの差なんです。これってもしかしたら逆に私もメールもxxxx.xxxxxxx@yyy.zzzの人に間違って行ってるんかな・・・と考えているのですが、この方に送られてくるメールが”多分、マレに”私のメールボックスに入ってくるんですね。

その殆どが同窓会のご案内の幹事をされている調整役としての仕事に関係あるメール。

その高校、どっかで聞いたことある名前だなと思ってネットで調べたら実はサッカーで全国的に有名な高校でした。そう言えば!!と言うレベルの全日本的に有名な選手や監督を輩出している高校でした。私のようなサッカーのことは間接的にネットのニュースで全日本チームの事を読んで「あ、勝って良かった!」と思うくらいのレベルの者でも聞いたことあるような高校。

ともあれ、その学校を調べた時に学校研究のページに偏差値が書いてあって、学業でも結構なハイレベルな高校っぽいなとわかったことでした。「そんじゃあ、俺の出た高校は今どうなってるんだ?」ということで調べてみたら、これがまた結構な高い数字になっていて「嘘つけ!有り得ん。w」と言う感じ。当てにならんわこの分析。
まあ、偏差値なんて言うのは大人になって振り返ってみると”人間の能力の一部”を切り取ってそれに尺度をつけてみたもの程度でしかないな〜と理解することになりました。(大事な能力を表す指標の”一部”ではありますが。)

ともあれ、今、従兄弟がその高校で数学教師をしているのですが、そいつが言うには「面白い奴が一杯おる!」とのこと。

その話を聞いて、偏差値どうのこうのなんていう話は別として、何より”変わった奴”が居ることに安堵を覚えた私でした。変わった奴が多いほど、面白い”何か”が生まれる可能性がありますからね〜。
銀行員向きの人間ばかりではこれからの日本は立ち行きませんよね。明らかに。(銀行員の方読まれてたらごめんなさい。mOm)

2017年9月21日木曜日

血よりも濃い水がある

今日一年半以上ケアをしてきた高齢のおばあさんが病棟で亡くなりました。

お婆さんは心疾患がある上に慢性閉塞性肺疾患(COPD)も持ち合わせもともと身体的に厳しい状況の方だったのですが、加齢に伴うアルツハイマー型認知症が加わり、誤嚥も増えて食事を摂ることが出来なくなっておりました。
最終的には中心静脈栄養で栄養と水分を補給することで命脈を繋いでいたのですが、肺炎を併発されたことで亡くなられました。

実はこの方、認知症が進んでもある一点だけでは私には大変申し訳無いほど辞儀正しく応接してくださる方で、そのことに関してこの方の”元気だった頃”の様子を推測すること度々でした。
それは私に対してだけいつもしてくださった大変言葉遣いの丁寧な挨拶でした。朝周りの回診に行く度に「あら先生来て下さったの〜」とか「何時もありがとね〜」とか、酸素マスク越しに心遣いの言葉を何時も私に投げかけてくるのでした。

それを脇で見ているヘルパーさんや看護師さん達は「え〜〜!この方お話されるんですか!!」と驚かれることしきり。何も話さない人だと思っていたようです。実際のところ話しかけると”私にだけ”いろいろと今の心情や調子を話してくれておりました。この点は私の密かな誇りとするところでした。

この方の調子が優れなくなる以前から娘さんとその御主人を病院にお招きして、状態の説明等をさせていただいていたのですが、この数日レベルががくんと落ちてきたこと、また御高齢でもあることから「万一の場合が有り得るので、お話のできるうちにお顔を見に来てあげて下さい」とお願いしておりました。
お亡くなりになる三日目からは朝な夕なにお婆さんのお孫さん共々ご家族で面会に来られておりました。

実際にお亡くなりになられた時にその娘さんも御主人もお孫さんも、みな大粒の涙を流されお母様の死を悲しんでおられました。実は、この娘さんは養子として受け容れられた娘さんで遺伝的な血の繋がりはない方でしたが、その別れの時の様子を見ていた私も師長さんも眼に涙が溜まり、声がかすれてしまうのを抑えることが出来ませんでした。

実の親子や兄弟でさえ、何十年も合わない家族や、こちらがそのご家族を見つけ出して連絡を取ったら逆に「迷惑だ!なんで連絡を取った!」と逆ギレされるような実の親子や兄弟も散見される中で、このようなお別れを見ると亡くなられたお婆さんがこの娘さんをどうやって育てたのか、本当に透けて見えたような気がしました。

血は水よりも濃しと言う言葉が改めて心の中に浮き上がってきた今日の出来事でした。

2017年9月20日水曜日

電池の未来は明るいゾ!(きっと)

最近は車のニュースを中心として近未来のEVの心臓選びが何になるのか火花を散らしています。

その中でもPHV、ピュアEV対ディーゼルもしくはそれをハイブリッド化したもの、またはガソリン+ハイブリッドの形などがいい感じで競争していますね。競争は確実に、特に金や生き残りがかかっていると人類は最高の競争力を発揮しますので、これはスバラシイことだと思います。

そのなかでも、全固体型の電池の競争は凄まじい熱気を帯びてるのが門外漢の私にでもひしひしと伝わってきます。
大学や産業界から出て来る陰極、陽極の改善や改良、電解液、導電助材とそれらの改良による電池の改善がどれほど充電の速度や容量を変えていくのかと言う記事を見ていると、十年後には今のテスラで使われている電池でさえも「有り得んわ」と言われるほどの低レベルの電池になってしまうんじゃないかと思えるほどいろいろと華々しい話が続いて出てきていますね。

特許の壁もあるんでしょうが、陰、陽極などの材料の更新のみならず、ナノ化したり接着剤を工夫したり、本当に我々が小、中、高校と習ってきた二酸化マンガンの電池のお話っていうのはなんだかもう古事記の時代のお話みたいに感じますね。

リチウム系全固体電池というのがキーワードっぽいのですが、今度”あの”東京電力から凄いブレークスルーが出たようです。その名もリチウムイ硫黄電池!発明者は道畑日出夫さんという研究者。減らされる予算の中で25年もコツコツやってきたことが去年になって首都大学東京の教授の最後の手助けで日の目を見たという物語のような話です。

リチウムイオン電池に比べて値段は半分から1/3。容量は3.3倍。液漏れや発火の可能性も無く、充放電に伴う最大の問題である反応生成物による劣化の問題が少ないという、まさしく”夢のような”電池が発表されていました。
2000年代前半の商用化を目的とし、その工場を例えば被災した福島に作りたいというこの東電の研究者の話を読んでいると、今後いろいろな技術を更に組み合わせることで、スマホや車の連続使用時間や走行距離が驚くほど伸びるのでしょうね〜。
スマホを一回充電して3日や4日は普通に充電要らずとか、一回の充電で平気で1000キロ走る車とか・・・。

何だかワクワクしますね!

2017年9月19日火曜日

アメリカの娘にお小遣い

アメリカの次女から小さなリクエストが有りました。

少額のドルを口座に振り込んでほしいとのことでした。実は毎月大学に払っている月払いのお金は大学からリクエストされている一定額をキチンと振り込んでいます。ところが、娘はとりあえず大学のドームの部屋に住み、大学の食堂で出される御飯を食べてという生活をしておりますので、お金が一体いくらかかっているのかは本人以外知りません。

バイトをすれば間違いなくエクストラのお金が入ってきて自活することも全く問題ないレベルの種々のものが手に入るはずですが、今は未だバイトは始めていなさそうです。
長女の時はボルチモアでそれなりにボランティア・ワークやバイトを幾つかしていて、少しずつ小遣いをためていたようですが、特に一度も積極的な仕送りリクエストは無し。ただし、ある程度少額のはお金は渡していました。

今回の次女の場合もそれと同様で、今後は300ドル前後の支払いをつけてあげようかなと考えています。それ以上のものが必要になるのは大学のドームを出たときだと思いますが、その額に関しては今のところ”不明”としておきましょう。w

地元以外の大学に子供を送り出した親御さんが常に直面するこの問題。我が家も同様に色々と考えないといけないのですが、最終的には私の手許から出さざるを得ないお金は時々スパイクのようにピークが上がるでしょうから、その時のことを考えると普段の仕送りは敢えて少し低めに抑えておくのも有りかなと勝手に計画しております。

まあ、本当に必要な時は何が何でも助けに出るのが親というものなんですけどね・・・。

2017年9月18日月曜日

群馬大学病院の闇

ずーっと前からこの大学の事がネットを賑わしていましたが、最終的に今日読んだ二つの文章で全体像が見えたと思いました。

前からどの報道を読んでも文章全体がモゴモゴとしていて、あくまでも核心部分は表に出ないような書き方がしてあるものばかりでしたが、今回のビジネスプレスの説明フライデーの説明でなるほどと腑に落ちた気がしました。フライデーなんて言うのはいわゆるセンセーションを喚起することを目的として書かれている一面が大ですが、ここに書いてある文章はかなり微細を穿っており、全体として大きな齟齬も感じられません。
当初は極端な難治例を個人的に一手に引き受けたために術の成績も悪かったのかと思っておりましたが、現場の様相はどうやらそれとは真逆の様で・・・。

一言で言えば「患者不在の医療」という言葉に尽きるでしょう。

何と言うか、このオペを担当した助教のスキルも他の外科医によるビデオ判定を受けているのですが、とてもとても先進医療をするようなものではなかったというのが数人のドクター達の判定。それがそのサポーターたる教授の寵愛を受けて難しいオペに挑むのですから、結果として何が起こるかというのは中学生でも予測できます。

実際にこの記述では”この医師は、開腹手術でも10人の患者を死なせていることがわかった。死亡率は実に12%近く。全国で行われた外科手術を登録するデータ・ベースをもとにした肝臓の開腹手術の術後3ヶ月以内の患者死亡率によれば、比較的リスクの高い切除方法に絞ったデータでさえ4%だというから、これは異常な高さである。”とあります。

しかも、外科医という存在においてはありえないような手術記録の不備、病名の不記載、大きなオペ翌日のバイトとか・・・。もう完全にモラルのタガが外れていたんでしょうね。その証左はこれ以外にもあるようで、”日本胆肝膵外科学会の「高度技能指導医」”を取得した際にも嘘の手術件数などを報告するなどという、医師として最低限絶対にやってはいけないことにも手を染めていたようです。

しかし、これに類似した書類の偽造による専門医の資格取得に類した話は実は周囲でもよく聞くのです。実際にそう思っていたところへこの前は精神科医達による精神保健指定医の資格不正取得事件がありましたしね。
医師の資格する資格の中でも、細かく別れた”XXX専門医”とか”YYY指導医”とかいうものの一部には学会が金を集めるためだけに作っているものでしょう?と思われるものもターーークサンあります。誰も表立って言いませんけどね。

軍人が胸に沢山のピンバッジを着けるのが好きなように、XX認定医を集めるコレクターみたいな人が結構居るのも受験を経てきた資格コレクターたる医師の悲しい性といえばそれまでなんですが・・・。

インターネットがこれだけ広く状況を提供している21世紀です。
お医者さんを選ぶ時はよくよく色々と下調べをされて診断・施術を受けられることをお薦めいたします。金ピカの立派な名目の資格名称や認定証を持っている人がベストのドクターとは限りませんし、施設がデカければより良い治療を受けられるとは必ずしも限りません!(勿論どちらの条件も当然のように兼ね備えておられる専門医の先生も沢山居られますので、誤解なきよう!!)

郡大事件でお亡くなりになられた患者さん達の御冥福を心よりお祈りいたします。同じ医者を名乗る者として本当に顔をあげられないレベルの愚かで恥ずかしい話だと思います。

2017年9月17日日曜日

嫁さんにとって多分18年ぶりの台風

日本に戻って嫁さんが久しぶりにその強さを体験した台風でした。台風18号ですね。

今回の新居に入ってからは実質的にこれだけの強い雨風を伴った嵐を直接この場所で受け容れた経験は初めてでしたので、何がどういうふうになるのかを見てみるのには良い実験となりました。

台風の目が近づくにつれて次第に雨が強くなるのはスマホのレーダーを見ていることでわかりましたが、雨が降っていることはそれ無しではほぼわかリませんでした。まあ、それ自体は静音性という観点からは良いことなんでしょうかね。昔住んでいたアパートやアメリカの一戸建てとは随分気密性が違うもんだなと感心したのですが、情緒が無い事この上なし。
気密性が達成されたら今度は情緒がなんて言うのもアレですが、人間の無い物ねだりというのは永遠にこんなもんです。

しかし時間が経つにつれて風も強くなってくるとそうはいきませんでした。
レンジ・フードの換気扇が外の風に煽られることで強い音を出し始めました。嵐が去った後でよく考えたら壁にある”通常は”開けておく換気用の穴を嵐の当日も閉じていませんでした。ここを閉じたら大分違ったんでしょうが、まあ、それは次回の実験ということで持ち越しです。しかも、今回の台風では一番風雨の強いエリアは名古屋からは遠い所を通っていきましたのでね。

ところで台風っていうものの定義は数値上は何なのかって言うことで改めてWikiで調べてみたら”北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速が約17m/s(34ノット、風力8)以上にまで発達したものを指す呼称”となっておりました。(前回も調べてブログに書いていたのにやっぱり細かい数値は忘れてます。)
なるほど。秒速17メートルの風といえば時速に換算すると約62キロで走った車で感じる風ということですからこれは結構なもんです。

それにしてもこれからもまだまだ大きいのがやってくるでしょうから要注意ですね。
台風の災害が皆様には今後も何の関係もないものであることを心より祈っております。 

2017年9月16日土曜日

もうハロウィーンの飾り付けの季節

日本も最近はアメリカの季節の行事を大量に導入してきてるんですね。(そのうちイースターも普通になるのかな?)

コンビニからモールまであちこちで見かけるハロウィーンの飾り付けは、アメリカでも日本でもオレンジと黒が基調ですので否が応でも目立ちます。

アメリカに居た頃は大変なボリュームの商品が店に溢れ、学校でも行事、家の周りでも当然のように仮装をした人間達がお菓子を貰いに各家庭を順繰りと回ります。まあ、少なくとも日本の家ではここまで”まだ”やってませんが、東京の一部では外人さん達がコスチュームを着て地下鉄に乗ったり、交差点で同じ感じの日本人達とつるんだりというのもはやってるとか。それにしてもアメリカに居た頃のあのハロウィーンの賑やかさは懐かしいですね!

今でも、ちょっとした家の飾り付けくらいは日本の我が家でもやって良いかも?なんて思ったりはしますが、日本でそこまでやり直してもしょうがないかな〜なんて考えたりもして、やっぱり躊躇ってしまいます。

ハロウィーン自体は10月31日の単なる古代ケルト系の行事でキリスト教にも関係ない、結局私にとってもなんてことはない外国のお祭り行事のですが、驚くのはこの行事が終わってしまうと今年ももうあと二ヶ月しかないってことですよ。

歳とってくると月日は飛ぶように過ぎていくのは毎度の感じですが、それにしてもこの前正月かと思ってたのにもう来年のカレンダーの事を考えるように時期が近づいてきてるんですかね・・・。トホホです。

一年が短く感じるようになるのは日々遭遇する新しい驚きの数が幼少時に比べて少なくなってくるせいだというのを他の方が言っているのを聞いたことがありますが、私も最近そうだと思い初めています。

Something NEW!が日々の生活に必要なんでしょうかね。ビートルズのアルバムのタイトルみたいですが。w

2017年9月15日金曜日

時計の秒針

最近特に気になってジッと見つめることが多くなりました。

理由は簡単で、最近家用に買ってきた壁掛け時計の秒針がスーッと動いてチクタクしないからでした。
昔、小学校や中学校の体育館なんかに掛けてあった大きな電気時計なんかでは確かにスーッと針は動きましたが、通常それ以降でてきて家で使っていた時計の秒針は全て”チクタク”系だったような気がしていました。

そう言えば、、、と言う感じでウェブを検索したら、やはり私と同じようなことを感じた人は当然いるわけで、それに対して「なるほど、そういうものなのか」といえるような解説が載っている問答のページがYahoo知恵袋にはありました・・・。しかしながら、何といいますかこの知恵袋、結構な頻度で間違った回答が載っていることでも有名ですので、イマイチ信じられないところがあるのですが。w

ここを読むとその理由に関する解説があります。

受け売りをコピペしても剽窃ですので、そのまま読んでもらったほうが、早いと思いますのでそのまま読んで下さい。
ステップ式がカチカチ、スーッと動くのをスイーブ式と言うらしいのですが、人類の智恵の一部が詰まった時計の中にはホントにいろんないろんな仕掛けが入っているのに改めて驚きますな。

何時も興味を持って読むのはセシウム原子時計などの記事ばかりでしたが、今回、改めて一秒というものは何かというその”秒”の定義の変遷を読んでみると以下のように書いてありますね。(Wiki”秒”の項)
秒の定義と不確かさの変遷
定義内容相対的な不確かさ
平均太陽日(LOD)の1/86400 (=1/(24*60*60) )[32]10−8[55]
1960年1900年1月0日12時から1太陽年の1/31556925.9747 [32]
(1956年CGPM)
10−10[55]
1967年2つの基底状態セシウム133超微細準位間の遷移に対応する
放射周期の9192631770倍に等しい時間(第13回CGPM)
10−10[56]
1997年0Kにおける静止したセシウム原子の時計
(1997年CIPM)
10−12[56]
参考可視光領域の遷移を利用する原子時計など10−14[56] - 10−16[55]
因みに私の”腹時計”は始終グーグー鳴ってばかりで、中年太りを加速させる役立たずの不良品。
全く使いもになりません。orz

2017年9月14日木曜日

黒電話の野郎フザケやがって

”日本列島を核爆弾で海中に沈めるべきだ”等という発言を国家レベルで行う国がお隣の北朝鮮。

ほんと隣人は選べません。
独裁国家の三代目とくればもうそれはそれはというレベルのビックリ・モンスターが産まれてきたわけで、頭の黒電話の受話器から耳の中に変な声が聞こえてきているのかもしれませんが、日本としては大変迷惑な話。

とは言え黒電話も当然いろいろと考えないといけないことはあるようで、今回のICBMの飛行経路は東に飛ばす方向、かつ日本を突っ切る経路としては”失敗したとしても”もっともリスクの低い津軽海峡の上を飛ばしてきたようです。
ところが飛行距離は大変まずいことに3,700キロ。これだと方向さえ合わせていけばグアムに到達します。余裕で。

更にもうすこし”津軽海峡コース”のことを考えると、(正距方位図法で見るとよく解るのですが!)多分南側に一度か二度ほどコースを変えるだけで、まるっきりハワイに突入していくコースになるわけです。
距離的には今回のミサイルの飛行距離の倍は飛ばないとハワイには着弾しないのですが、これはアメリカにとってみれば許されないコースの一つにかなり近かったんじゃないかと思うんですが、アメリカ側が軍や政府レベルでどう考えているのかは私には勿論わかりません。

ただ、アメリカ本土を攻撃するとなれば実際のところ日本上空は通過しないわけで、そこはソレナリにアメリカへの刺激の度合いを減じているのかなと言う気もしますが、危ない火遊びであることには変わりなく、基地外だからこそやるかもしれない日本への核攻撃なんかが起きかねないなって仕事をしてる間も考えたりしますよ、本当に。

それにしても、何時もは元気な左翼のみなさんもこういう時は全く表に出てきませんな〜。いつもの事ですが!
北朝鮮の手先たる辻本を始めとした旧社会党系、旧社会・民主党系の皆様は何処にお隠れになって居られるのでしょうか。親分から極秘の情報を得て、ミサイルの落ちてこないエリアにでも避難されておられるのでしょうかね?

こんな馬鹿を国のトップにもって、北朝鮮系の人々は本当に日本には住み辛いだろうなって同情します、と言いたいところですが、実際は病院で保護下にある韓国・朝鮮系の人達の行状を見てるとあんまりそんな感じも見受けられませんな。orz

2017年9月13日水曜日

ああ、頭悪い・・・orz

何時も何かやってても記憶力が”せめて”今の5割増しやったらな〜と思うことが良くあります。

昔から記憶ということにかけては人並み外れて駄目だな〜ってことばかり。試験のときも”記憶”を要するありとあらゆる分野において自分のレベルの低さを感じるばかり。小学校でも、中学校でも、高校でも・・・。勿論、医学部に入ってからはその”アカン感”はいや増すばかり。

特に、医学部というところは在学中は特に”記憶”と言う作業が先ずあって初めてアウトプットがあるわけで、記憶力が弱いと試験の通過に多大な障害を生じます。
まずはパーツの名前、その接続、そして原理の理解とそれぞれの現象の名前、各疾患の名称、病因、病態や検査数値、治療法。それらを記憶して初めて実際の患者さん達を診て診断を下していくことになるわけですが、そこに至るまでの前半部の記憶作業は私にとっては苦痛以外の何物でもありませんでした。

友人の中には明らかに異常に記憶力の優れている人間が数名いました。
特に私の出席順で私の前に座っていた同級生はいわゆる”異常に優れたVisual Memory”をもっておりまして、解剖の本でも生化学の本でもパラパラーと数秒ごとにページをめくってはその本を閉じてその本の中身をrecall出来るという男でして、試験の前に諦め感満載の私の部屋に来て「XXX!遊び行こうぜ〜!」と悪の道へと誘うのでした。w

とはいってもその男は私とは次元の違う記憶力をもっておりますので、まともに相手にしていてはトラップにハマるのは私だけ。毎度試験前の徹マンやドライブで撃沈させられておりました。当然のごとくその男は最小限の勉強でギリギリの成績で通ることだけが毎度の目標で、きっちりパス。やってられません。orz

暗記パンを持って生まれてきた男にはまるで勝てませんよね。

私自身は、なんだかんだで臨床に入ってからは実際のデータや患者さんを見て推理を重ねていく面白さに目覚めて色々と物事を覚えるのは楽になりましたが、アノ時の友人の勉強は世の中の”持って生まれたモノ”が違う人々の実在を強く印象づけられたものです。

ただ、アレほど明確に能力が違うと”スゲー!”とは思っても妬ましさなどは起こらず飲み会でヘッドロックをかけて馬鹿騒ぎをする程度。若い時代の良き思い出です。

それにしても、アメリカでの教員時代も今も、自分の記憶力の悪さはどうにかならんもんかね、、、って思う毎日です。は〜〜。

2017年9月12日火曜日

久々の再会

今日は仕事が終わってから家族で栄に向かいました。

お酒が入るのは間違いないので、車は使わずテクテク歩いて藤が丘駅へ向かいそのまま地下鉄で栄へ一直線。先ず私の行動パターンとして、通常は平日に酒のような飲み屋街に行くなんてことはありません。ましてや家族でそっち方面に向かうなんてことは・・・。

ところが今日は30年来の付き合いがある長崎のあるご家族がお伊勢参りに行った帰りに名古屋へ寄ってぜひ我々の家族と再会したいというたってのリクエスト。前々日に栄にある炉端焼きの店を予約したのは彼らの泊まっている名古屋のホテルが近いからでした。

実はこの家族と知り合ったのは私が大学の医学部に入ったばかりの頃に初めて先輩から紹介してもらった家庭教師先のこの家族だったのです。その子は当時中学三年。高校受験前に成績を上げたいということで私に話が回ってきたのですが、その子も高校、大学と順調に進学し、その妹まで私が教えることになってやがてその子達も就職、更には結婚して子供まで出来て・・・と、人生のタイムテーブルに沿って、弟、妹をみるかのごとく絶えることなく付かず離れず連絡を取り合う関係でした。

そして、その家族の誰かが病気になれば私の方からベストの知り合いを紹介し、ケアをしていただくという感じ。そう、全く家族同様の付き合いというものでした。
その彼らも既に40後半、初めて会った当時は今の私よりもちょこっとだけ若かったお父さんも来年は80歳!になります。w

店では食べるよりも話に花が咲き、二時間以上のべつ幕無しに喋り続け。時が経つのを完全に忘れて昔の話、最近の互いの家族の話などで大笑いしながら栄の夜を楽しみました。
最後は沢山の写真を皆で撮って散会。今度は長崎で会おうと言ってまたの再開を約しました。

それにしても、あんなにひ弱だった家庭教師先の息子さんが今では3つの会社の代表取締役になるなんてね〜。世の中ホンマわからんもんですわ。

何度転んでも平然と起き上がる人間ほど人生の中では成功へ近付くもんだなって再確認したのでした。

2017年9月11日月曜日

ネコの野郎・・・

わかってはいたけれど!

実際にやられるとムッとするのが猫や犬による家庭内の種々の物品の損害。
犬は我が家では外出時の糞害がメインで家のものに傷をつけることは有りません。(<<今のところ)糞の方はまあ綺麗にしていけば済むことなので”ハーッ”と帰宅時に溜息をつきつつも、淡々黙々とクリーンアップしていけば済むこと。
ネコの方は糞やオシッコは実に何の問題も起こさず、ただ毛を家の中で散らすくらい?糞便に関しては小さなサンドボックスの中で全てを済ませるだけなのですが、外での”その他の行状”が酷い。

最も大きな被害はシートに貼ってある布製のマテリアルを爪研ぎ代わりにしてバリンバリンと引っ張りまくるものですから大概ひどいループが飛び出してきています。
こんな感じ!
日本に帰国したときには、我が家にはネコが帰国してくる予定はなかったので、こんな素材のシートも有りかなとは思っていたのですが、、、これでは買う家具の素材は非常に限定されてしまいます。

このシートの上にピョーンと軽々飛び乗っては私の方を見つめながら素早くバリバリバリ〜〜〜と引っ掻いて、私が近付くとスコーッと影の方に隠れていくので怒ろうにも毎度毎度が後の祭り。アフターフェスティバルですわ。
今後は椅子を購入するにしても、板材か革製品くらいしか変えませんね・・・orz.

猫も犬ももうちょっと飼い主様の俺の意向を汲んでくれんかなって、まあガン無視だわな。w

2017年9月10日日曜日

どうしたらタバコを止めさせられるか

今日の病棟診察である患者さんと15分ほど話し込んでしまいました。

その方は今回ちょっとした喉の痛みで薬を処方された方なのですが、最近肩で息をするようになっている方でした。以前別のドクターが撮ったCT画像で”既に”肺胞の構造が壊れ始めていることが確認されている方です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の初期症状を通り越して次のステップに入り込み始めているのですが、不安げな表情を見せて私に様々に質問を投げかけてきはするものの喫煙量が変わる様子はありません。

ちなみにブリンクマン・インデックス(ブリンクマン指数 = 一日の喫煙本数 x 喫煙年数 400以上:肺ガン危険 600以上:肺ガン高度危険 1200以上:咽頭ガン高度危険)は既に軽々と1400程度。今のところ肺癌や咽頭癌は見つかっていませんが、上述のようにCOPDは既に死のドミノ倒しを始めています。

今の医学では事実上このドミノが倒れ始めた人の進行を止めることは出来ません。実験的なドラッグ、市販薬を含めて、使ってみてもこのCOPDの進行を止めるのは先ずもって無理です。

対症療法的に起こりうる、もしくは起きてしまった症状に合わせて周りを固めていくことしか出来ません。みなさんも時々街中で擦れ違ったりする事があるかもしれませんが、小さな酸素タンクを抱えているお年寄りの多くの方はこの疾患を持たれています。

私も病棟でCOPDの患者さんの最後を何度も看取りましたが、本当に肺癌もさることながら、COPDのエンドステージをもしビデオで喫煙者に見せることがあったら多分その恐ろしさに涙ぐむのではないかと思えるほど悲惨です。呼吸自体が多大な労力を要すため食べても飲んでも体は筋肉や体重を維持することは出来ず、(勿論食べる気力が残っていればの話ですが・・・)大概は(ガンなどを発症していなければ)寝たきりのままやせ細って「苦しい、苦しい」と呻きながら最後は意識も遠のき・・・と言う最後を迎えます。

”数年かけて加えられる窒息の刑”といえば最も正確な表現でしょうか。愚かなことに、それを看護している看護師の中にも喫煙をやめない愚か者が居るという救えなさ。

今まで何人もの患者さんが私の話を聞いて喫煙をやめてくれましたが、これを読んで、もし自分でCOPDの事を調べてその恐ろしさに気付き、やめてくださる方がたとえ一人でも居たら、ここに小文を書いた意味があるのかも・・・。

2017年9月9日土曜日

テレビとかみてる?

ここにも何回か「我が家ではテレビをみない」ということを書いてきました。

実際の話、例えば私の場合等は一ヶ月の間に一秒もテレビを視ないなんて言うのはごく普通で、困ることも全くありません。こんな人はテレビ局にとっては最悪の視聴者(視聴さえしていないので、その中にも入れてはもらえませんが。w)でしょう。

代わりに視るのはネットとYoutubeとネット配信されているネットの会社自体が制作するドラマ、それにネット配信の映画です。数日前に書いた「空飛ぶ広報室」みたいなものの視聴は私の中ではレアケースの一つですね。ここに幾つか書いた選択肢のなかでも、映画というのは私にとっては大切なものです。古い映画も新しい映画もレビューがあってある程度の篩はかけられるし、そのレビューを読むこと自体も愉しい。

選択もしていないコンテンツを一方的に流されてダラダラと視る形になるテレビなんて言うのは、今の時代では既に”人の好みに合わない”過去のものになっているような気がします。
CMカットのためならば逆に金を出してもかまわない時代になってきているわけですから、企業にとってはテレビなどというメディアはこれからますます投資する価値のないモノになっていくことは間違いないでしょうね。

世の中の”流行り”などというものは、人生において大切なものか否か等ということとは全く無関係であることはこの歳まで生きてくると自明のこと。見かけたら面白いなと思うものはあることでしょうが、そんなのを始終気にするほど人生は長くありません。

これからもますますテレビを視聴する人達と視ない人達の間には見えない深い溝と格差が拡がっていくことでしょう。

2017年9月8日金曜日

因果応報

先日「やらかし系」の患者さん達のことをちょこっと書きましたが、今日もそれに関連したことが起きました。

10日ほど前に本院から他の老健施設へと移動していった肝硬変を患っていた患者さん。私の受け持ちの方ではなかったのですが、移った施設先でたったの数日で羽目を外して外の悪友と大量飲酒。ヘベレケになって施設に帰ってきたのは夜中のことでした。orz

実はこの方、病棟に居た頃から看護師にセクハラ紛いの発言をしたり、いろいろなことで細かく規則を守らなかったりというような事をやらかしていたのですが、それでも”何とか”私の勤める病院の関連施設ということで、患者さんの行為に関してある程度目を瞑り”善意の解釈”をしてくれた施設の担当者が受け容れてくれていました。

ところが、案の定その信義を真正面から叩き壊すような上記のような事をやらかしてくれたわけです。当然のことですが、施設としてはそのような方のそのような行為は到底容認出来ないわけで、退出させることになったのですが・・・ハテ、今度は出したところでそんな人を受け容れるところがない。当然ですが。

そこで、困ったのはこの人を担当している名古屋市の福祉担当者。本来であれば、そんな身勝手な行為を重ねる大人を擁護してあげる義務も義理も無い筈なんですが、そこはそれ”福祉課”と名前がつきますので、叩き出される人を野に放って「はい、ソレまでよ!」という訳にもいきません。ホームレスを作ったところでソレを再度世話しなければならないのは自分達自身ですし。

ここは正直な所、役所の限界。世間の目もありますし名古屋市健康福祉局生活福祉部保護課保護係(長い!w)の限りない優しさがソレを許しません。
と言うわけで、「何とか”短期でいいので”再度預かっていただけないか・・・」と担当の方二人が下げる必要もない頭を下げてお願いされますので、当院の社会課と医師の私も無碍に断ることも出来ません。

以前のこともありましたので、当然のことながら看護師さん達も病棟の師長さんも渋い顔をしておりましたし、何とか入って欲しくないと切々と訴えられたのですが、最終的には私と保護課の方々、社会課の担当者、師長さんの前で借りてきた猫のようにしおらしくなっていたこの男性に厳しいお話をした上で、「万一以前のような行いが私に報告されたら有無を問わず、時間を問わず、直ちに退院していただきます。」とピシッと言って再びの入院となりました。

私自身も、看護師さん達からは「・・・」という溜め息ともつかない視線を感じましたが、ここは役所に貸しを作った形となりました。

こうやって針のむしろのような状態で還ってこなければならなかったのは、偏に己の愚かな行い故の”嫌われ・嫌がられ”の集積の結果。旅の恥は掻き捨てならぬ、病棟の恥は掻き捨て程度で迷惑をかけていたことがアッと言う間に己に降り掛かっただけのこと。

まさに因果応報とはこの事と思った次第でした。

2017年9月7日木曜日

嫁さん”カスル”w

いやあ、掠りましたよ!

何がかすったかって言うと宝くじ。w
オマエは阿呆か?といつも言いたい気持ちを抑えつつも小さな愉しみとして放置している嫁さんが”時々買ってる”宝くじなんですが、アメリカでもメガ・ミリオンとかロト6とかを極まれに1ドル分買っていたときも6つの数字の内、最大でも2個までしか当たったことのない嫁さん・・・。

まあ、宝くじというのは貧乏人の第二の税金という言葉は彼女にキチンと伝えてはあるのですが、これもまた人生の小さな、しかし面白い無駄と思えば良いかということで黙認しております。

今回買った全国自治宝くじと言うのはよく見てみると一等でさえ当選金額が1000万円(たったの一本!)なので、当たっても人格崩壊とか、親族一同に集(たか)られるとか一家離散にはならなさそう。w
それで今回はどうかすったかというと(言ってしまえば大したもんじゃないのですが・・・)一等組違いで2,700番ほどの差でした。

ということは、連番で10枚買った人が270人いれば多分同じクジ売り場から一等の組違いは出ているはずですし、一人で2−3セットは買うような人もいると思いますので、多分嫁さんが買う200人ほど前の人には幸運が舞い降りているのでは?

とは言え、組違いの同番はたったの十万ですからね。前後賞でやっと250万という小ささ。しかもそれが全体で二本しか無い!w
そこらあたりをからかったところ、「当たってもあげへんで〜!」と言われましたので「イラン」と言うと、ハ~と溜め息を出しておりました。別の500円のクジで2億5千万当たったらまずはPorsche TurboかGT3RS買ってくれ〜!と言ったら「買わん」と冷たく言い放たれました。orz

しかし、結局のところ今回の嫁さんの取り分は末尾が9番という100円のみでした。   ( *´艸`)クスクス