2017年6月27日火曜日

成功体験と悲惨なそのあと

何でここまでぶっ壊れてしまったのか。

東大、京大、阪大、東北大、その他諸々の偏差値の高い理系の人間たちが研究・生産をする企業群が今日本で文字通りぼろぼろになっていっていますよね。

例を上げれば枚挙に暇がないの感じで、東芝、三洋、富士フィルム、オリンパス、そして最近は三菱重工もそんな感じ。(三菱自動車はそれ以前の問題ですが。)ソニーは若干持ち直した感じも無きにしもありませんが、ハッキリ言って未だヨロヨロ。他には昔強くて今ボロボロのものとしてフジ・テレビなんかもそうでしょうか?(もとよりこの会社、私の中では時流に乗っただけのクズの集合体という気がしておりまして、やっと本来の評価を”今になって”受けているという気がしますが。)

何でここまで揃ってこれらの”元”超一流の企業達が崩れていったかということに関してニュースを集めてみると、内部の技術者にあるのではなくてどうもそれに指示を出し経営を司る経営陣の劣化とそれをさらに司る相談役とか会長という老害の連携プレーにあるような気がします。

富士フィルムなどはせっかく見事にフィルムの会社から脱皮して化学と製薬、医薬、バイオ企業に転身できたのに、外人さんの率いる外国の子会社にババを掴まされるとか・・・。三洋もクソジジイが韓国にガンガン技術を流し込み、挙げ句の果ては母屋を取られるという馬鹿な話。東芝は恐ろしい程の老害が会社を知りいた後も院政を敷いてアメリカのWHと言う自分より大きな体を飲み込もうとした挙句自分がそれを喉に詰まらせて死ぬというアナコンダも真っ青のドン抜けぶり。w(そういえば、潰れたTAKATAも創業者はぶっ壊れてますな〜。)

若い連中はそれを止めることが出来なかったのですから、老害を責めたところで後の祭り。命がけでも止められないのが上からの命令で従順に育ってきたお坊ちゃん達の弱みという奴でしょうか。結局のところ乗っていた船自体が沈む段階になってどうにかしようとしたところで、親方日の丸おらが船、不沈戦艦も今となっては老朽化した時代遅れの泥舟となり果て、外からやってきた黒船のほうがよっぽどマシな船であるということを悟った時は既に遅すぎ。今まで乗っていた船を乗り捨てるくらいの覚悟がなければ到底復活は不可能でしょう。

総じてこれらの企業は今までの量的にがむしゃらな努力と外国の技術のブラッシュアップと付加価値の追加によって他の追随を許さずに戦ってきた成功体験の持ち主達。それも時代とともに同じ戦略をコピーされ、技術者を引き抜かれ、安かろう悪かろうと言っていた相手に、量のみならず最後は質でも抜かされる始末。
競争相手を見くびり続けたツケは結局自分の乗っていた船の沈没という形で払わされることになりました。

しかし盛者必滅。今日本が沈み韓国が同様に沈み続けているように、中国もやがて同じ様に沈んでいかないとは誰が断言できましょうか。

成功体験は過去のストーリー。しがみつく類のものではありません。自体を変えるのは新しいビジョンを持って状況にフィットできるものだけです。そしてその多くは若い世代であることは世界の歴史が何度も見せているのですが・・・。

さて日本は変わるのか。変われるのか。

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