2016年11月30日水曜日

アメリカの次女の大学応募

アメリカでは夜中までかけて(日本時間では比較的真昼の時間)FSAの仕上げをしておりました。

FSA(Federal Student Aid)と言うのはいわゆる学生のためのグラントや、ローン全てを取り仕切る大元となるアメリカの教育局の大切なプログラムです。
取り敢えず、ここに生徒たちの全ての経済的な情報等を集めて、IRSの書類とリンクすることによりそれをendorseさせ、応募する全ての大学が、ここからの情報をもとに生徒に対する教育費・学費の設定を行うための”参考”にされるのですからファイリングは大切です。

上の娘のときもここにファイリングをしていろいろと決めていかれていたのですが、そのときも確か娘はギリギリまでやっていたような・・・。我が家は嫁さん以外は本当にラスト・ミニットまでやらなければならない人が多いですな。

嫁さんのように締切の遥か遥か遠くの時期にあっという間にファイリングするような”心配性”の人から見ると、我々のような(ラスト)ミニットマンは本当に”見ていて信じられない””ハラハラする存在”のようです。

そんな嫁さんにいつもいうのは、「じゃあ何故、お母さんは学校の宿題とかはさっさと出さなかったのでしょうか?w」と聞くと、「それはわからなかったから!(# ゚Д゚)」と逆襲されます。ここらあたりが、嫁はんのトラウマの爆心地みたいな?(いわゆるトラのシッポ状態みたいなので、ココは踏まないほうがよろしいようです。w)

取り敢えず、昨日の書類の提出期限は西海岸のX時迄とか言うふうに決まっていたようなので、それに間に合わせて嫁さんは安心して床についたみたいで、何よりでした。

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2016年11月29日火曜日

最近はたくさん高齢者が亡くなりますよね

最近は本当に亡くなられる方が増えているようです。

自然増といいますか、高齢多死時代を迎え、多くの火葬場では”待ち”の指示が出て遺体を焼くために遺体の保存を行わなければならないところが増えているということですが、実際に私の勤める病院でも、葬儀社の人達と親族無縁の患者さんの死後の手続きをする際に実際の火葬を”お待ちいただく”というような事が数回にわたって起きております。

私の叔母の葬儀に九州の田舎に帰って火葬場に行ったときも確かに8つあった火葬用の償却装置のうち、7つまでがスイッチが入っている状態でした。何でもない普通の日であったにも関わらずそのような状態であるということは、あくまで推測ではありますが、いわゆる”忙しい時期”には大変な混み様で焼却の釜の前で遺族が列をなしたりするような事態になるんでしょうかね。

後々お話に来られる御遺族のお話を伺っても、多くの方々は特に経済的事情に関係なく”簡素なお葬式”を御親族内のみで終わらせるというパターンが多いようです。100万にも届かないようなお葬式。中には本当に焼いて終わりと言うような50万もしないような感じのもの。

ハッキリ言えば、私も焼いてくれればそれで結構という感じです。w

私にとって大切なのは生きている家族と私を覚えてくれているちょっとした友人達が時たまふとしたことで私の事を思い出してくれる、いわゆる”心の中”の想い出として残してくれていればもう十二分で、それ以上でもそれ以下でもありません。

愛する家族の中での想い出が家族が次の世代に移って大きな記憶が途切れれば、そこで私の存在など無くなってしまっても全然問題ないと思います。人の想い出なんてそんなもんではないでしょうか。

金は墓の中にもっていけませんし、行為や業績は次の世代がそれで助かればそれでおしまい。良かった良かった!ってことで。

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2016年11月28日月曜日

夢のような抗がん剤

分子生物学の力は偉大です。

私の場合はその様な能力にも運にも恵まれず、努力も足りませんでしたが、世の中は広い。同じ様にアメリカで研究した仲間達や知人の中には素晴らしい成果を上げて眼の前に素晴らしい抗癌効果を見せる薬や治療法を引っさげて”今まさに”檜舞台に躍り出ようとしている人達が何人かおります。

分子生物学的に各種”嫌になるほど”大量の基礎的なデータを積み重ねられた諸々の治療のターゲットと成り得るシグナル分子達の表面上の更に最も効果的である部位に噛み込んでいくような低分子化合物の合成がスパコンの力を使って可能となる時代が本当に今まさに眼の前にあります。

世界各国の有名大学や研究所、そして勿論、製薬企業群達が巨大なところもベンチャーも、自分の信じるところを実現すべく基礎的な実験とともに最高レベルのスパコンをいろいろな契約のもとでガンガン走らせて化合物の選別を行っているのです。

そしてそれらの中には既に”現在の有名抗がん剤”で治せない癌を一気に消滅させるレベルの成果を見せているものも多々あります。それらの中から、四相の試験をくぐり抜けて仕上がってくるものの中にはいま、巷で噂になっているオプジーボも効果がない癌もスカッと切り刻むものまであるわけですから、21世紀というのは実に凄い時代です。

映画ソイレントグリーンだったかな?(間違ってたらごめんなさい!)人工知能が分子形状から推論と計算だけで作り上げた夢の抗がん剤の話をするシーンが有ったと思うのですが、まさにその時代がやって来ているのです。
無論、泥臭い基礎実験との組み合わせで地道に成果が確認されているわけですが、今後もこれらのコンビネーションは鎮痛剤、抗がん剤、その他の代謝拮抗薬なども含めて、本当に副作用を抑えきった素晴らしい成果が臨床で使える時代になることでしょう。

我々が医学部学生だった時代の抗がん剤の知識などはそれこそ”無用の長物”として、古典の教科書の歴史の中に”こんなひどい副作用のある薬”で癌と戦っていた時代も有ったのです、と書き記される日が来るのでしょうし、そうでなければならないと思います。

そういった薬が気軽に使える時代にまで私は生きているのか・・・まあ、子供達の時代でしょうな。w

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2016年11月27日日曜日

日米ハゲ考察

50過ぎて何となく髪の毛の”隙間”が気になるようになりました。w

言ってみれば髪の毛一本一本の間隔というやつですか。
ある日アメリカの自分の家で風呂上がりに髪を梳いていたら、強い光のもとで自分の頭皮が結構茶色であることに気がつきました。一瞬ですが”おやおや”と思ったので改めて手鏡を持って視点を変えるつもりで頭頂部から覗いてみるとウ~ム”これはこれは〜”でございました。

親戚一同ハゲとは縁の無い家系だと思っていたのですが、私の母親自身が70過ぎたくらいの頃から明らかに”薄毛”になりましたので、もしかしたら俺もなるのかね?くらいに思っていたらどうやら遺伝的にaffectされているような気がします。w

このことを以前嫁さんに話して「俺はもうツルッパゲかフランシスコ・ザビエルになるんかいのう」等と話したら、最初は「ハイハイ。どこがよ?」などと適当にあしらわれていたのですが、遊び半分しつこく聞いたら、思いっきり「50過ぎた男が何を髪の毛のことぐらいで贅沢言ってるの?」とこれまた軽くあしらわれてしまいました。

という訳で、50過ぎてほぼ三人とも成人という状態の既婚男の嫁さんに対するモテ要素とは余り関係が無さそうなので、一安心というところでしょうか。w

しかし、これが20代とかで無くて良かったかななどとチョロっと思ったりもするのですが、よく考えてみると、周りでモテている男性を見てみると男の魅力は毛では無いよなってつくづく思います。

実は日本って言う国はびっくりするほどハゲに対して過剰に気にする国だと思っていたんですが、このところカツラの会社は大変に厳しい事態になっておられるようで、日本人がカツラというものに金を投資しなくなったor金を投資する余裕がなくなったらしいのです。

アメリカにいる頃はハゲなんちゅうのは極端な若ハゲの人が己の頭髪を残念がるのは別としてほぼ誰も周りでは気にしていなかったようなきがするんです。薄くなった人は結構早い段階で普通にスキンヘッドにしてかっこ良くやっましたし、またそれが結構似合うんですな。ヨーロッパでは精力ある男ということで逆にモテ要素になっているというような話もスペイン人とイタリア人に噂には聞きましたが、真偽の程は定かではありませぬ。

さて、これから私の髪はどうなっていくのでありませうか。ここで2chから一句。

”ボリュームを出せと床屋を困らせる”

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2016年11月26日土曜日

カストロ死す

キューバの巨星が遂に墜ちました。

かなり前から健康不安に関してはいろいろと囁かれていましたが、アメリカという巨像の前で一歩も引かず対決し、第3世界を引っ張り続けてきた男としての存在はその思想がどのようなものであれ”並のスケールでは測りきれない特別な男”であることを雄弁に物語ります。

ありえないほど長時間の演説をありえないほどの情熱を持って投げかけるフィデルの動画はスペイン語の分からない私にでさえ異様な迫力を持って伝わってきます。思想とその実践力において格別の能力を授けられた運命の人はアメリカという眼の前の巨像に経済封鎖を受け、かつ経済的には冴えないパートナーであるソビエトと組まざるを得なかったため、キューバと言う国を経済的には困窮せしめましたが、国家の教育水準は高いものを保っています。

私はこの国がレトロなキューバが、開発を受けてハワイのような島になってしまう前に訪れたいと思う願いが今でもあるのですが、この願いはもしかしたらギリギリで叶わないかもしれませんね。

アメリカから帰国する前に家族で訪れてその島の雰囲気を味わいたいと思っているのですが、どのようなことになるか今から思案中です。カナダやメキシコ経由で飛べば観光も自由なんていうこともチラッとどこかで読んだような気もするのですが、オバマとの歴史的邂逅以降、トランプに移り変わってポリティカルな付き合いがどう変わるのか不明ですが、ネットには特にそんな事に関する記述がありまして、ちょっとした準備をすれば行けそうですね。

弟のラウルも高齢で病気がちのようですから、これからあっという間に政治体制が変化してしまう可能性が強いと思うのですが、一体どうなってしまうのでしょうか。あっという間に経済が西側化されてしまい、政治のほうが追いつかなくなって変革となるのか否か。

何れにしても興味をそそる国です。

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2016年11月25日金曜日

各病棟でワクチン接種

計画された順番で各病棟をまわりながら患者さん達にインフルエンザ・ワクチンを打っています。

日常業務である仕事の合間を縫ってショットをやっていかなければなりませんので、各病棟の担当者達との連携が大切になります。充分に練った計画をもとに時間を摺り合わせ、この日のこの時間には何人のショットを打ち、どういう順番で回るかまで決めています。

じいちゃんばあちゃんの中にはショットの直前になって「やっぱりやめる〜」という方や、周りの人達が次々にショットを打たれているのを見てイキナリ「私も打ってもらえる?」と言い始める方もチラホラ。
また、中には当日になって微熱、高熱を出す方も当然おられますのでそれらの方は熱や疾病が収まってから、再度日を選んでのショットとなります。

しかし、このインフルエンザ・ワクチンのショットはそれぞれが持っている保険の種類や疾病の程度、どの自治体が補助を出すかなどによってかなり大きくそのショット代に差が出ます。勿論、一番安いのは”ロハ”の皆様。ところが一番高い人達は何と6千円台にまで上がります。通常は”補助金”は500円から1500円程度が多いようですが。

私の勤める病院では今年から保険の種類が変わって、このインフルエンザ・ショットがただになるタイプのものになりましたので、そこらあたりの心配は要らないのですが、やはりこの手の出費は保険で国家や自治体がカバーしてあげるのを基本にしたほうが良いのではないかなと思います。例え手出しがあるにしても一人一律千円とか?

ワクチンは副作用なしとは言いませんが、絶対にメリットが大きいものなので皆様も打ちましょう!

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グリーンカードの更新

今、米国永住権の更新を行っています。

我が家の人間たちは永住権を放棄した私を除けば何時でもアメリカ人になることが出来る資格を持っているのですが、まあ取り敢えずコンバートする必要はどこにもないので、それはやっておりません。

USCIS(米国移民局)のサイトにアクセスして電子的な書類を作成することで更新ができるはずなのですが、何と言ってもアメリカのお役所仕事ですので、その速度は推して知るべき・・・と言うものではないかと。
IDや居住証明、その他の必要と思われる書類をpdf化してアップロードすることで手続き終了なのですが、何と言っても一人の申請費用が$450もかかります。

我が家の場合は次女を除いて三人がしなければなりませんので、家族としてはこの更新に$1350もかかります。ただし、嫁さんと長男に限って言えば来年の6月頃まで合法的に滞在さえ出来れば良いので、何だかこの$450もったいないような気もするんですが、どんなもんなんでしょうかね。実際に切れるのは来年の1月末なんで、やっぱり無理か。

というわけで、小心者揃い、遵法精神満々の我が家は素直にファイリングすることに決めております。w

細かい点で気になることはいろいろあるのですが、こんな事で一々弁護士を使っていたら金が幾ら有っても足りないのでここはシコシコと書類を埋めてその時を待つしかありません。

トランプの国での永住権更新って何となく・・・気が乗りません。

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2016年11月23日水曜日

対米追従・・・

なんだかんだと言ってもこの前の安倍総理のトランプとの会談は、一個人としては大変”情けなかった”ですよ。

何だかポチ丸出し。金メッキのゴルフクラブとか、この金ピカ好きの不動産屋に送るのは止めていただきたい。独立した先進国の総理ともあろうものが、下衆なポピュリストの歓心を買うために擦り寄っていくなどということはあってはならないこと。(そう言えば、トランプの勝利直後だか何だかにあの”死に体”の亀井静香の亡霊が墓からノコノコと出てきて、トランプに会おうとして体よく断られたというお笑いも今回の選挙では提供されましたが。w)

例え外交能力や防衛の力で差があったとしても、それが自尊心の欠如に繋がっているのは実に情けない事でしょう。私は日本の無能な糞左翼政権などには全く何も期待しておりませんが、その対立軸であるべき保守中道の王道を守るべき自民党がこういう状態では日本の依って立つ所が無いではありませんか。

アメリカが右を向けば右を向くような状況では戦略も何もあったものではありません。今回のTPPの件に関しても、トランプが大統領に選ばれた時点で、これまでの各国の”非常な努力”は一気に水泡に帰したと認めるのが誰の眼にも明らかな事実であって、このポピュリストに本位を促すなどということはそもそも無理な話。

甘粕経産大臣が心と体を擦り減らして仕上げたこのTPPという名の協定は無残にも空中分解したと見るべきでしょう。

そして超長期的視点に立った時、”必ずや”このポピュリストの行った選択はアメリカに大きな後悔をもたらすに違いありません。自由貿易に迫るステップを外して保護主義に向かった国の末路は短期的な泡沫経済は別として、絶対に成功裏に終わるわけがないのですから。

競争、競争、競争、双方の国では必ず血が流されますが、その大きな淘汰のうねりの中からから必ず次世代の産業、最適化された産業規模が各国に残り、未来への次の扉が開かれるのですから。

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YahooJapanのメールシステムが使えませんでした

相性でしょうか?w

それも笑ってしまうほど酷い体験でした。何が起きたかというと嫁さんの名前で新しいメールアドレスを設定し、ある要件を済ませる必要に迫られ、取り敢えず嫁さんがもともと持っていたYahoo Japanのアカウントを使って追加で作らせてもらいました。(この仕事自体は嫁さんからのリクエストに依るもの。)

そこで、それこそ二十年振りに今まで使ったことのないウェブでのメールを設定してみたのですが、アメリカのYahoo Mailともまたぜんぜん違う、MicrosoftのOutlookシステムとも全く違う、況やGmail等とは比べるべくもないダメさ加減の我が日本のYahoo Mailが眼の前に現れたのでした。

何が駄目ってクリックしてもタブが反応せず・・・。ええ、反応せず。orz

暫く弄り回したりリロードしたりしてみましたが、やはり駄目。もしかしてChromeでは駄目なだけで、FireFoxなら!?などとやってみたのですが、これまた全然。症状に変化はありません。結局、このメルアドを作って5分でYahoo Japan!のメルアド使用を諦めて、Gmailで再度同様のセッティングをして仕事をさせてもらいました。

基本中の基本である”メールを読む”ということをさせてもらえなくなるようなバグが発生するという事自体に何か大きな問題を抱えているようなきがするのですが、ちょっと古い資料では日本のYahooMailの2010年の時点でアクティブ・ユーザーは1750万人と書いてありますが、ホンマにそんなに多いのかいな?

何故私のところでこんなバグが起きたのか・・・。謎ですが、まあ、私的な用事でこのメールアカウントを使うことは無さそうではあります。w


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2016年11月21日月曜日

患者さんのお見送り

患者さんが今回たて続けに2日間でお二人亡くなられました。

死因は当然、ここには書けませんが、やはり救えなかった命をお見送りする時は医師としての限界、人が出来る事の限界をいつも考えてしまいます。そして、同時に治療に関する”もしも”のこともいつも考えてしまいます。

そのもしもと言うのは”もし”この患者さんが世界最高の施設で世界最高水準の治療法で金に糸目をつけずに治療されていたらどのような方法論がとられていたのだろうか、それでも延命、もしくは治癒することが出来たのだろうかという事です。

実際には医療行為においては高い水準と言うものは存在しても、絶対に正しい判断というのは存在しません。そんなものは神様の決めることで、例えば100年前の正解とされた治療が現代であれば藻屑レベルのものであるというようなことは実に医学においては普通のことです。それが20年前であろうと同じこと。治療の正着手というのは極端なことを言えば毎月のように変わっている訳で。

それぞれ異なった遺伝的背景を持った患者さんが異なった生育環境で育ち、異なった遺伝子発現の結果、例え双子でも異なったヒトとして育ち、異なった生活を行ったゆえに同じ治療でも異なった反応をすることさえあるわけですからこの差を乗り越えて行くのは最大公約数の治療行為を積み重ねて可能な限りの生理機能の維持回復を祈るしかない事になります。

ここでの”祈る”という言葉は別に宗教とは何も関係なく、人事を尽くして天命を待つという感じでしょうか。内科的な治療の究極はあくまで生体の恒常性維持の昨日を最大限に使うことしか出来ないわけで、それこそ適切な薬の適切な使用、そして可能であればその使用する薬に日進月歩の素敵なものが追加されることを望むしかないのですが・・・。

今日のような日とは反対に、入院時にもう天に召されそうだった方が元気ピンピンになって退院されるのを見送るときほど充実感を味わうときというのは無いですね。

しかし、医師にとっての最大の難敵は”生体寿命の壁”を作り出す時間という存在そのものだなって改めて実感します。

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2016年11月20日日曜日

インフルエンザの流行開始

今年も恐れていた時期がやってきたようです。

隣の区なのですが、既に保育園や幼稚園の子供達の間でインフルエンザの初発が出てきて家族の中で子供達がやられている家庭がポコポコと出現しているという一次情報が流れてきました。

実際に看護師さん達の中でも小さなお子さんがいる家庭の中にはお母さんが職場を休んで看護をしておかなければならないレベルの高熱を出してしまった子供さんもいるようです。それが二人とか三人になると仕事を休まなければならない期間も長期化してしまいます。

しかしながら、看護職などの仕事はローテーションでメンツが組んである上に、それぞれの当日の役割分担まで組み込んであるのが普通なので、そう言った休みが長引くと他の看護師さんの中にはそういった”已むを得ない事情”であろうとも、休んでしまう人にその人がいないところで”ネガティブな言葉”を吐く人がかならずいるものです。

アメリカに居たときは当然の権利としてそういった家族の急変時の対応は非常にフレキシブルなものでしたし、誰もが当然のものとして休んでいましたが、こういったことに対する「心の狭い反応」が日本の仕事の非効率性の一端を表現しているのではないかなと言う気もします。

育児経験のある人なら誰でもわかると思いますし、ましてやシングルマザーなどの多い看護師さん達であれば、そういった事情を互いに汲んであげるというのは当然のことではないかと思うのですが・・・。まあ、誠に心の狭い話です。

情けは人の為ならずと言う昔からある言葉の本当の意味を全く理解できない人種もやはりどこにでもおられますようで。

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二度目のナゴヤドーム陶器市

昨年に引き続いて今年も行って参りました陶器市。

昨年の業者さんがしっかり今年も招待状を送って下さったので、すんなりと入場することが出来ました。ナゴヤドームの中に去年と一緒の感じで特設のブースがずらりと並んでいましたよ。
”私にとって”去年と違うのは、世界の山ちゃんの会長さんがもう二度とここには出品されないと言う悲しい事実。人だかりはたくさんありましたが、しかし、そこにあの会長さんの笑顔を見ることは決してありません。

今年もいろいろと”お、これ良いな〜!”ってものがあったのですが、買ったのは結局可愛らしい猫の陶器と非常に珍しい和紙を焼いた(陶紙ではない)小さな陶器の絵画を額付きで手に入れたくらいです。

何かを買おうにも、アメリカから帰国する嫁さんのアイデアを尊重した上で購入しなければ、私が食器などを購入したところで気に入らなければ嫁さんには”邪魔もの”でしかありませんので、二人で相談しながらの購入を”来年度”に行おうということに一人で決定致しました。w

伝統的な作品群や全国の様々な窯元(無論、長崎の窯元も幾つか出しておりましたが。)から出品がありましたが、三重の新人さん達が出していた可愛い猫シリースの中に”オオ!”と言うものがありました。しかしながら、サイズの割にチョットお値段が張ったので今回は残念ながら購入は見送り。

実際は最終日に行けばもっと値段は”大きく”下がっているはずなのですが、そうすると好きな作品は今度は既に売れていたりということにもなりますので、ここらあたりのバランスが難しいところなんですよね。

印象深かったのは、中のブースの一つにちょこんと座っていた小1くらいのお留守番役のかわいい女の子が、お母さん?お婆ちゃん?と思わしき女性に向かって「私がいらっしゃいませしようか〜?」と言った直後に、お店で陶器を眺めているお姉さんたちに向かって「いらっしゃいませ〜〜〜〜!」と、脚をクロスさせながら会釈をしていたことでした。

お姉さんたちも思わずお辞儀を返していましたが、その顔には満面の笑みが。そりゃ反則っていうくらい可愛らしく健気ですもんね。こうやって商売をする人間の子息というのは作法を覚えていくのでしょうか。立派なもんです。

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2016年11月19日土曜日

電話の名寄せ

少し時間を作って携帯ショップに行きました。

田舎の親父に早く携帯電話の代えを送ってあげなければならない事態になってしまったまま当直や仕事の忙しさにかまけてそのままにしておりました。今回の母ちゃんの入退院の件もありましたので、やっぱりジイ様には携帯電話は必需品です。

というわけで、表街道のauショップに行ってきたのですが、入るなり待ち時間80分と言われてしまい即退場。w 
この程度の要件で人生の時間を80分も無駄に使いたくありません。そこで、もう少しだけ足を延ばしてウロチョロしてみるとdocomo shopが見えてまいりました。

帰国当時、クレジットヒストリー等がなかったために同時に電話を三台分購入できなかったため、SBとNTTとに分けて電話を三台持っておりましたので、今回はソフトバンクの電話を潰してdocomoに一本化することに致しました。理由は比較的簡単で、回線の絞りが厳しいSBが何となく嫌いになったことと、二年縛りが過ぎてからの自分のSBの電話代の上昇が半端なかったためです。

取り敢えずdocomoショップに入ると、最大75分待ちと言われたのですが、auと違って即座に担当の人が用件と最初の仕事開始の時間を教えてくれた上に、実際は5分も経たずに契約内容の確認や更新の値段を全部出してきてくれましたので早速新しい電話を購入しました。

とは言っても来年のiPhone8登場に備えて最も値段の安いiPhone6sを1万360円で購入しました。割引1万かつ、下取りが1万ほどですので、実質はタダでの購入。しかも、来年の同時期まで一年使えば乗り換えの罰金はかからず更にこのiPhone6s自身も売ることが出来ますので、マアこれなら良いかという感じ。

後は爺様のシニア用の電話ですが、これはキッチリと爺様が使えることを確認した上での購入となりました。富士通のF-06Fと言う機種でいわゆる”らくらくスマホ”と言うやつですね。
10個まで短縮ダイヤルが前面に登録できて、カメラとアルバムと電話と電話帳、それにLINEを入れて電話はかけ放題プランというやつ。多分メールは有っても使わんでしょうからLINEをその場所に置いておいてもらおうというわけです。

全てを済ませるのに合計で1時間を超えるほどかかりましたが、まあ、これで明日実家に電話を送れば田舎の爺様は近くのドコモショップで若いお姉さんに迷惑をかけながらいろいろと設定を教わることでございましょう。メデタシメデタシ。

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2016年11月17日木曜日

お歳暮

ある記事に面白いことが書いてありました。

それはお歳暮に関する記事だったのですが、記事の主題は”何故お歳暮と言う習慣が衰退したのか”と言うものでした。興味を惹いたので中身を読んでみると基本的には”お歳暮の遣り取りをすることによる査定・評価”というものが効かなくなったということでした。

まさにナルホドですよ。単に金が無いとか、個々の繋がりが疎遠になったなどというのは簡単ですが、言われてみると最も正確な表現は”もの”などを送ることによる部下の査定や生徒等の査定などは、もとよりあってはならないことで、そのような時代の大きなうねりの中にお歳暮というシステム自体が”ワイロ”の匂いを漂わせてしまうほど周りの透明性が高まってきているのでしょう。

本来は歳末に物を持ちながら、お世話になった人達のご家庭を訪問するというようなものだったはずですが、一体何時の時代から始まったどの階級の習慣であったかは知りませんが、間違いなく”商習慣”として百貨店や企業が中心となって盛り上げたもののはず。しかし、昭和は遠くになりにけりです・・・。

改めて考えると既に昭和が終わって28年というびっくりの時間経過。明治は遠くなりにけりなどと言った人達の気持ちをまさに我々が味わっているわけです。そのうち平成生まれも同じ目に合うわけでして。w 全ては順繰りですな。

さてお歳暮ですが、我が家はと言うとこの遣り取りという時期において最も活動的と思われる時期全てをアメリカで過ごしておりましたので、こういった習慣に”関わる”事自体がありませんでした。来年からはアメリカから嫁さんも帰ってきますので、何らかの遣り取りはある程度開始されるかもしれないのですが、ごくごく限定的なものだと思われます。

うちの病院も住所録の回覧もないし、お互いの連絡は携帯かSNSですから時代と言えば時代なんでしょうかね。何れにしても、百貨店が昔のように持ち直すことは”決して”無いでしょう。

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2016年11月16日水曜日

下衆だな・・・

いろいろなソースからトランプ関連の話が流れていますが、どれも気が滅入るようなことばかりですね。

まず、このおじさんの話の大元になっているデータとそのデータに対するトランプの解釈が本当に相当”デタラメ”で、本当にビジネスマンとしての能力は大きく疑問だなと今でも思います。既に四回も破産を経験しているこのオジサンですが、カムバックするファイティング・スピリットだけには敬意を表すものの、運営能力自体には大きな疑問符がついたままです。

少なくとも今までの選挙戦のときのような大衆受けするいい加減な言辞のみでは現実の国際政治、国内政治に対応できないのは明白なのですが、そこを戦い抜く柱になるその人が持つ”ポリシー”というものがこの人には何だか見つからないような気がします。

このオジサンのキャラを測る何らかの情報が有るとすれば、今の段階で報じられているキーワードは利益優先、ネポティズム、白人優先、排外的、ゼノフォビア、煽動者、攻撃に弱い、派手好き、成金趣味などでしょうか。w

何だか上のどれを取っても大統領と呼ばれる人の資質としてはマズイんでないの?と言う感じがするんですが如何でしょうか。利益優先はそれが国益のためならば大いに結構なのですが、実際は国家間のバランスのもとにいろいろと損得勘定をしていかなければならない世界。利益優先と言っても家族、親族だけに目先を配っていれば良かった今までとはぜんぜん違う広さでものごとを俯瞰していかなければならないのですが、大丈夫なんでしょうか。

この点に関してはあのミニ・ブッシュも優秀な(腹黒いw)スタッフに周りを囲まれることによってあのレベルの個人の能力でもそれなりに恙無い政権運営が可能でしたので、そこに期待したいのですが、前回のブッシュの時にはアホなりに基本的に悪意に基づいた政権運営ではありませんでした。しかし、今度の大統領の今までの一連の発言は憂慮すべきものが多すぎてほんとうに心配です。

主(あるじ)の根っこにあるものが”下衆”だと政権スタッフの選択その他も含めて非常に怪しい人物がその人の周りに集まりそうでいろいろな意味で心配です。ゼノフォビアに燃料を投入してしまったこのオジサンのもとで、アメリカの今後がどう変わるのか十分観察するとともに、娘達が移民として変な差別のもとで生活をしなくて良いように願うばかりです。

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2016年11月15日火曜日

日米の就職に対する考え方の差

今回アメリカの長女がホプキンスを卒業してから自分の仕事を見つけるまでのプロセスを嫁さんを通して間接的に見聞きしていましたが、その選択は本当に在学中に身に付けた様々な経験、能力を自分の夢に結びつけて最も使える職場の一つを選んでいます。

親ながら「ふーん、そんなふうに育ったんだ・・・」と、改めて”親は無くとも子は育つ”という昔からある先人の言葉は真のものであることよと感心する次第。

翻って大卒者の日本での人気就職先を見ていると何と言うか”夢のない選択だな〜”という一言に尽きます。それを見て思うのはなんて残念な就職先がズラズラとトップ10に出てくるんだろうという・・・。

銀行、保険、運輸・・・なんじゃコレ?w

日本の優秀な頭脳と言われる若い人達の頭脳は、こんな低レベルのAIで近々置き換えられるようなレベルの仕事をする企業に”浪費”されているという事実に暗然としますよ、ほんと洒落になっていない。こんなの国富の浪費、人材の浪費、日本の未来の凋落の暗示以外の何物でもないような気がしますな。

日本の文系の人達の争って目指す頂点というのは、失礼ですがこんな産業群なんですか・・・。

ここを目指す一生、ここで減点主義の組織の中で汲々として生きる人達のモチベーションって一体何なんでしょうか。退職したときにその人達に個人として残っている能力ってなんなんでしょうか。ここに成功者として就職している皆様方は「何を失敬な」と言われるのでしょうが、高校卒業の時点で真剣に香港で貿易商として日本を出ていくか、医者になるか(この場合は弟が臍帯巻絡で生まれ脳性小児麻痺だったことで、幼稚園の頃から医師になって人を助けるというモチベーションがあった)で悩んでいた人間としては上に出てきている”一部上場企業”への就職とか言う発想はそれこそ”ゼロ”だったと言うか頭のなかに浮かぶこと自体がありえないわけで・・・。

ろくでもないことを書いているようですが、昔ある一部上場企業のお偉いさんが入社式で眼下に群がる新入社員達を見つめながら「本当に欲しい人材はここには居ないんだよ」と周囲の部下に呟いていたという記事を読んだ時、素直に「そりゃそうだわw」と思いました。

本当に夢、もしくは能力、もしくはどちらもが有る人達は、経験を積んだあとでも良いのでしょうが、モチベーションが消え去らないうちに外の世界に出て行かれるか、自分で起業されるという選択をされては如何かなと若い人達に向かって言いたいのです。

子供達と話していると、初めはXXをして、XXを学んで経験を積んだらYYをしてと当然のようにrollを続けるプランを話してくれます。日本もそれが普通になればいいなと心の底から思うオジサンでした。そして、若い世代の日本人にはその準備が有ると思うんです。

若い諸君が老い先短いジジ・ババの考える”一流”なんて価値観に振り回される必要はどこにも・まるっきし・サラサラ無いのです。これぞと思うやりたいことをやればよろしいのです。失敗しても死にはしません。死んだら死んだで面白い人生だったと思って死ねれば良いではないですか。w

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2016年11月14日月曜日

忘年会の予定が・・・

この時期になると忘年会の予定がアチラコチラから入ってきます。日本ならではですね〜。

アメリカにいる間は本当に忘年会なんて、当然のようにボの字もなかったですから。無論、ニューヨークやLA、ポートランドなどの日本人、しかも日本から企業の要員としてしてきている人達が多い所などでは、そのような忘年会もこれまた日本人会ということで逆に当然のように有るのでしょうね?知りませんが。

我々研究者仲間の間では比較的同僚のみで大人数で年末に集まることは殆どありませんでした。集まっても家族同士とか。その家族同士も精々三、四家族がマックス。それ以外ではクリスマス・パーティーがラボである感じでしょうかね。

それにしても今年は更に呼ばれる病棟が増えてちょっと大変な感じです。既に今の段階で五ヶ所からのインビテーションを受けておりますが、本当に週末を”縫い合わせるような”日程です。日曜以外は木曜から土曜までが全て埋まっている感じなんですが、こんな日程こなせるんでしょうか?

”既に”ダブルブッキングの可能性がある日付が二回分もありまして、あと二病棟分のお誘いが入る予定ですので、どこかでお詫びを入れることになるのでしょう・・・。

その時にはきっと婦長さんや看護師さん達から「どうせうちの病棟なんてセンセイにとってはどうでも良いんですよね〜」等と言われるんでしょうな。また。w

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2016年11月13日日曜日

アメリカにおけるアジア人

ちょっと調べてみると、オバマ現大統領のホワイトハウスでフルに過ごす最終日は来年の1月19日、そして法的な居住最終日は翌日の1月20日となっているようです。

この後はトランプのスタッフ達がどっとこの建物に流れ込みことになります。正直、私達の家族のような、アメリカにおける文字通りのマイノリティーには少々暗い時代の到来と言わざるを得ません。アジア人は中国人やフィリピン人、インド人などを入れてもやはりアメリカではまだまだマイノリティ。

しかし、だからといってアフリカン・アメリカンのように何らかの形で(形式上は)優遇されているわけでもありません。今、最も簡単にアメリカにおけるアジア人の分布状況を知りたければ、wikipedhiaのDemographocs of Asian Americansが最良だと思えます。

これを見てもすぐわかると思いますが、特に日本人は遵法の民ですので、こう言った公式統計に現れない中国人やフィリピン人達の巨大な数の違法就労者達は殆ど綺麗にありませんので、公式統計上は日本人のたった四倍しかいない中国人などと比べると実態は・・・わかりますよね。

これに書いてあるように、基本は出産よりも移民によるものがやはり少し人口増加には寄与していることがみて取れますが、2010年の時点でさえも、アジア人はアメリカにおいてたったの5.6%しか占めておりません。(こうやってみると、日本の人口の半分しかないはずの韓国人が日本人よりもアメリカに多いというのは彼の国の行動指針が見て取れるような気もするんですが・・・。なんか日本人とは違う理由で国を出ているような。w)

しかし、この5-6%しかないアジア人達、多く見積もっても2%しかいないユダヤ人、その他は勿論ヒスパニックやアフリカン・アメリカン達ですが、マイノリティの中のマイノリティである日本人はやっぱりアメリカの中では希少種レベルですので〜頑張っていただきたいものです。w(アメリカ全体で日本人の人口比率は約0.25%=400人に一人!)

この国でマイノリティーは今後も間違いなく増え続け、純粋な白人と言われる人々は間違いなく2050年にはマイノリティーに落ちているでしょう。しかし、生きづらい世の中がこれから続くのかどうか、アメリカがその国力を保てるのかどうかはマイノリティ、そして絶え間なくアメリカを目指して入り続ける移民をコンスタントに遇し続けられるか否かにかかっているのはまず間違いないことでしょう。

アメリカで成功している人達は外からやってきてアメリカの伝説を信じて生きてきた人達の功績が”異常に”大きいのです。科学・経済・政治・スポーツ、それこそ挙げだしたら無限といえるほどの人達の成功譚は排除の波をかき分け泳ぎ続けた人達の努力の話なのですから。

それを妨げようとするアメリカ第一主義が長期的ビジョンからみると、成功するはずが無いのは”日の目を見るよりも明らか”なことですな。w

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年末のアメリカ帰国

毎年二回はアメリカに戻っています。

まあ、家族全員をアメリカに残しての逆単身赴任ですので、正直なところ私がアメリカに戻るというのが”一番安い”というのが理由ですが・・・。それに子供達もそれぞれに大きくなってきており各人の都合も家族に合わせていろいろと変更するのも大変になってきていますので、お父ちゃんが一人で移動していろいろ家のことをやりに帰るのが、どう考えてもベストなのです。

というわけで今回も二週間のお休みを上司の先生から許して頂きました。通常はどんな病院でもこういった贅沢なお願いは許されない事なのですが、一つは年俸制をとっているという事、もう一つは病院全体が私がアメリカに家族を残して帰国していることを知っているということでスケジュールの移動などに理解を示してくれていることが大きいのです。

これも次回を入れてあと二回だけとなりましたが、今後も短期間であればアメリカへ渡らなければならない理由は沢山有ると思われます。娘達もこれからいろいろなライフタイム・イベントを経験するでしょうから、もしも結婚や出産、卒業、引っ越しなどが起きればその度に大陸間を往復し、かつ広いアメリカの中をあちこち移動しなければならないのかなと思います。

今回の帰国の目的で最も大きいのは次女のカレッジ・ビジットに付き合うことです。長女の時には休暇を利用してのロングドライブでしたが、今回は飛行機を使わないとちょっと無理かもしれません。ペンシルバニア周辺やIthaca、他のNYエリアも含め西海岸にも行かされる可能性が高いのですが、本音を言えばもう少し絞って欲しいものです。w

何れにしても、行きたいところが全米のアチラコチラに散っておりますので、事はそう簡単ではないかな・・・。覚悟は決めております。

それはそれ、今回の帰国は家族全員で過ごす久しぶりのアメリカのクリスマス!楽しく過ごせることを期待しております〜。

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2016年11月11日金曜日

トランプ就任はチャンスか、それとも?

アメリカの運命を決めるサイコロの目が出てから2日が経ちました。

これからの”見もの”は選挙中にオッサンが言っていた事とこれから始まる他の世界との交流における実務交渉での整合性をどうとっていくかということでしょう。実際の所、選挙に勝つためにはなんだって言うオッサンであることは今回のキャンペーンで嫌というほどわかったわけですから、大統領として執務をとり始めた後の蜜月期間終了後に何が始まるか厳しく問われることでしょう。

この人の場合は最初から蜜月期間ゼロの可能性が高いのですが、結局のところ周りに引き寄せたブレイン次第でいろいろなことが大きく変わるというのが実際の政権運営という話の現実的な落とし所ではないかと思います。

オバマにしろトランプにしろこの二人の勝者が決まるまでの10年もの間、本当にアメリカという国は毎度毎度の二極化がお互い混じり合わない水と油のように続いてきました。理想論だけでは二進も三進も行かないということがオバマで示され、共和党のエスタブリッシュメントとの間で拭い難い溝を作ってしまったわけですが、今度はエスタブリッシュメントを信じない連中から支持されたトランプというエスタブリッシュメントを輩出するU-Penn卒業の男を頭に据えてアメリカを前進させようとしているのですから、poor whiteの連中の頭の中のネジはそもそも付いていないのかと・・・。

大衆の不満を根こそぎ吸い上げ、失業は外国人(ユダヤ人)によるものだと煽り立てて国を誤った方向に導かせた男がほんの少し前にヨーロッパにいましたが、そういう方向にはピクリとも動かないであろうアメリカの最後の良心の存在を信じたいものです。

アジア・インド系やアフリカ系、ヒスパニックのみならず、今後は確実にアメリカにおいてマジョリティになっていく(実はアフリカン・アメリカンは今後はパーセンテージが下がると予想されていますが)人達が見た最後の共和党(に所属するが相手にされない)右派政権になるのでしょうか。

今後は更に確実にマイノリティになっていく歴史的に長きに亘って(先祖代々)浮かび上がることが見る最後の光がこの男だとすると、なんだか哀れな気もします。それとも意外に上手くいろいろとこなしていくのか?
この不動産屋が商売上手であることを祈りたいのは娘をアメリカに預けているのだけが理由ではありません。w

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2016年11月10日木曜日

この一週間はいろいろありました

実はこの一週間は大統領選より遥かにシリアスなことが我が家には起きていました。

私の実家の母親が一過性脳虚血発作(TIA)という病気を発生して病院に緊急入院となっていたのです。親父からの電話連絡でその一報は入りましたが、症状と状態を聞いた上で搬送先の病院のドクターのMRIとCTの所見を間接的に聞いて「取り敢えずは大丈夫そう」という状況だと理解しました。

親父が発見した時は歩くのが難しい状態だったとのことで、親父曰く「前日にいつもより酒を飲んでいたはず」との話もありましたので、もしかすると脱水も加わっていたのかもしれません。

実は私がアメリカに住んでいた頃も私達家族には何も言わなかったのですが脳梗塞を起こしていた事のある母親ですので、今回は二度目。もともと歳をとってからは心房細動というお年寄りには良くある心臓の状態で抗血栓剤を服用しながら、高血圧をコントロールしながらの後半生ですので、用心をしておかなければならないのですが、母ちゃんにそのような気配は微塵もみられません・・・。

親父と電話を通じて話したのは、そのような母ちゃん自身の生活態度を通しての病状発現を含めて全てを”寿命”として受け容れるしか無いな〜ということでした。
親父には「脚が動かんくなったら親父もボケた母ちゃんがあっちこっちいかんで済むから却って良いんちゃうか?」と言ったところ「減らず口は何も変わらんから一緒だな。w」と返されました。

なんだかな〜。今回も幸いにして何事もない状態で一週間での退院となったのですが、こうやった症状を繰り返しながらいつの日かアウト・・・ということになるようなイベントを迎えるのかもしれません。

何はともあれ今回は”未だ”セーフでした。アメリカ大統領選なんて消し飛びそうになるほどの我が家のインシデントでした。

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2016年11月9日水曜日

アメリカやらかす

民主主義は理想とは程遠いが今のところベストの政治形態だと思います。

シンガポールのように美しく強い金で作り上げた国でも、独裁者が作ったハリボテの偽自由主義国家なんぞには金輪際住みたいとは思いません。それよりも、しょうもないくらい馬鹿な事が時たま行われても、言いたいことを言い合い罵り合う事ができる民主主義国家が良いです。アレコレと凄い人間もダメ人間も、色んな人間が混じり合って、時間をかけてでも前に進んでいける国家のほうが遥かにマシ。

緩さのない国家には文化が栄える余地はありません。ナチスや北朝鮮がそうであるように。(芸術大国と勘違いされる旧ソビエトにあったのは、バレーやオーケストラなどの社会主義国家以前の文化を共産主義の名のもとにコピーして鍛えただけのもので、そこには文化など欠片もありませんでしたしね。文学は大ロシアの頃のものと、共産圏下の反体制のものばかり・・・。)

今回のアメリカの選択、まさに民主主義のもとでのみ起こすことの出来る世界最先端の”衆愚制”の実験場としての面目躍如でしたね。w クズとゴミとのどちらかを選べと言われ、それしか選択肢が無いときに人々はどうしなければならないのか、本当にジレンマ深き選挙だったと思います。アメリカの多くの友人達も「どっちを選べば良いんだ?」とFB上で悩みの程を吐き出しまくり・・・。まさにTHE BEST DEMOCRACY MONEY CAN BUYと言う世界でしょうか。

しかし考えてみると、こういう選択肢しかない状態に自分たちを追い込んでいったのはまさしくアメリカ人自身であったということ。本当はリバタリアンを送り出したかったgeneration Xだったのでしょうが、いかんせん金が無い。金が無い候補は生き残れないのがアメリカ。そういう意味では実にアメリカらしい選挙だったといえるのではないでしょうか。

これからの四年は日本が”変化”を求めてダメダメの自民党に嫌気が差して犯した”民主党選択”という当時の間違いがアメリカで繰り返されるのか・・・。
それとも、実務能力の有る連中がトランプの懐に入っていってやりたいことをやるのか。オバマの保険が消される可能性も当然有りで、内需拡大がいろいろと画策されるのでしょうが、どれくらいうまくいくのか全ては未知数です。

ここで思い出さなければいけないのは、このトランプという人物は”親父は”偉大な実業家でしたが、息子自身は数度破産しているということ。個人や会社(特に不動産会社など)は破産しても社会への影響は限定的ですが、国家は破産を選択できません。

さて、皮肉なことですが、アメリカの復権のためDIVERSITYという力に最も頼ることになるであろうのはこの男自身でしょうな。w

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2016年11月8日火曜日

アブナイ

今日は病院の車を運転しているときに目の前で不思議な光景を見ました。

訳のわからないくらい小さくてペナペナの鉄板で覆われた小型車両でしたが、オバちゃんが運転してましたね。生命がいくらあっても足り無さそうなめちゃくちゃ荒い運転でした。(多分周りの人がビビって近づきたくないレベル。)

普通、日本では青プレートの車両は外交官ナンバーだと思っていたのですが、ネットで調べるとこの小さな薄い青のプレートは道交法上は原動機を積んだ普通自動車、ミニカーと分類されているようです。それにしても、危ないの一言につきます。こんな車両、車と勘違いして運転しているとしたらまさしくブリキの棺桶そのものです。

まずもってこの安全性能ゼロの状態で道路の上を”車として”走るのは実に他の車両にとっても迷惑だなって感じます。原付きのように端っこを走って、”原付き”として認識されているわけでもありませんし。

この車両にもきっと保険をかけることは出来るのでしょうが、俺が保険会社の人間だったら受けること自体を断りたいな・・・。

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2016年11月7日月曜日

野菜が高い!

野菜が高い野菜が高いと周りの看護師さん達が騒いでおりました。

ところが私の方はと言いますと、スーパーに行っても殆ど夕食などの食材としては野菜に一瞥もくれることがありません。何しろ野菜を買っても私のように男やもめの家ではその新鮮さを保てないままに買った野菜が朽ち果てる(文字通り!)まで冷蔵庫の中に横になっていることが多いため、それが重なるとトラウマになって”自然と”その手のものに手を出さなくなってしまうのです。

余り物を使ってちゃちゃっと何かを作るような知識も意欲もありませんので、チルド室も何もない単身者用の安冷蔵庫の中で次第に萎れていく野菜達の姿を見ないで済むという状態のままここ三年ほど過ごしてまいりました。

ところが上に書いたような状況で看護師さん達が騒ぐものですから、ストアに行ったときに久しぶりにそういう野菜の陳列棚をみてみることにしたのですが、確かに何だか値付けが変です。トマト一個が200円?あれ、トマトってこんなに高かったっけ?と言う感じ。確かトマトって一個60〜100円位じゃやなかったっけ?

庶民向けスーパーにしてこの値付けですから、成城石井などという私のようなものが近づけない恐ろしい場所では一体幾らの値付けがされていることやら・・・。私の想像力の外側の値段なんでしょうか。w

今回の野菜の高値は相次いだ今夏の台風と停滞した秋雨前線、それに減り続ける農業生産者などと説明されておりますが、最後の部分は例えそうだとしても理由としては半分本当で半分は嘘でしょう。減っても大規模農家がシステマティックにやりくりさえすれば、もしくは付加価値をつけて物を出してきている最近の非農協系の独立農家等が有るわけですから、前者2つの理由こそがほとんど全てだと思います。

それにしても家族の多いところにとっては野菜が普通に食べられないと言う状況は健康維持という面のみだけでなく、美味しいものを作るための食材の入手が難しくなるという意味において味を落とすことにもなりかねず結構シリアスな問題ですね。

来年はもう少しくらい安くなりますように。でもコレってデフレ改善になるのかも!?

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