2015年12月8日火曜日

坂角総本舗

名古屋には坂角総本舗と言うお菓子の老舗があります。

名古屋に来るまでは知りもしなかったのですが、名古屋人にとっては贈り物としては由緒正しいもののようでして、黒い缶に入ったエビの煎餅菓子と、それを更に入れる黒い紙袋に入れて相手方に送るのが正しい送り方なんだとか・・・。(私には謎ですが。w)
(ちなみに坂角総本舗のビルもこの缶々と同じく真っ黒のビルです!)

同じような名古屋の伝説(伝統?)に松坂屋の包装紙に包まれた贈り物ちゅうものがあるというのを看護師さんや患者さんからうかがったことがあるのですが、私には正直「わからん」と言うしかない、秘密結社の決まり事のようにしか聞こえませんでした。
同じバージョンのお話を三越の包装紙・・・というので聞いたような気もするのですが。

それぞれの地方に伝わっているそう言った贈り物における伝統というのがあるかとは思うのですが、名古屋というところは昔で言えば派手な婚礼で有名なところですので(今はどうやらそんな風潮は廃れつつあるようですが。)、こういった年末年始等の贈り物にもいわゆる買ったお店で相手の誠意が判る格式というのがあるんでしょうね。(数学で使う判別式のような?)

ちなみに長崎ではそれに当たるのが(上の世代の方にとっては)「大丸」でしたし、宮崎では「山形屋」という百貨店でしたね。

人口の多い都市では、こういった格式云々というのは比較的縁が無さそうな気もするのですが、名古屋のような人口は多いけど気質は非常に地方色が強く残ったままのエリアっていうのはなかなかどうして色々と外から来た人間の知らない決まり事があるのかもしれません。

まあ、何れにしてもそのエリアに来る第一世代は通常どの世界でも先ずは「よそもの」ですから、こういった知識の欠如は仕方ない面もあるのかな?

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