2014年9月19日金曜日

スコットランド ギリギリ・セーフ!

スコットランドの独立がギリギリで回避されたようです。

アメリカで一緒に働いていたスコットランド人のPIは現実主義的な人間でしたから、Englishを文字通り「蛇蝎の如く」嫌っておりましたが、それでも独立自体には反対していました。
彼曰く「経済的に分離するメリットがどこにも見いだせない」というものでした。

確かにEnglishに虐めに虐め抜かれて数百年のスコットランドですし、イギリス連合王国の中でも際立って優秀な人材を輩出し続けてきたスコットランドですから人材的には自力として豊富なものを持っていると私は思うんですが、その人達が今回出した結論というのは極めて重みのあるものだと思います。

アメリカの友人に今回の結果に関して感想を聞いたところ「俺たち在外の人間は投票権が無いし発言できないようになってたけど、多分投票権があっても結果は変わらんかったと思う」というふうに返事を返してきました。
結局、現実主義者達が民族としての理想や恩讐を超えて「安定した現実」というものを求めた結果が今回の独立否決という結果になったのだろうと思います。

ヨーロッパ中がこういった独立を求めるエリアの集合体と考えていいほどモザイクで出来たエリアですが、レベルは違うとはいえアジアにもそれがないわけでは有りません。(沖縄にも一部あるようですが。)
火薬庫にならなければ良いがとは思っているのですが、これが長きにわたって杞憂でありますように・・・。

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