2014年8月17日日曜日

親は元気が何より!

明日で自分の両親も田舎へ舞い戻る。

ハッキリ言って私は親と居ることにとても疲れてしまうのです。これはもう高校生の頃から私自身にとっては非常に明確に認識されている事実で、残念ながら「母親といる時がとても幸せ」とか「父上お慕い申し上げております」などという感情は殆ど持つことが出来ませんでした。

どちらかと言うと親から遠くに遠くに、、、できるだけ遠くに離れて一人の人間として住むことが私の今までの生き方だったと言っても過言ではありません。(最後には家族揃って地球の反対側まで逃げちゃいましたからね。w)まあ、そうなるまでには人には話せないような(嫁さんにしか話したことがないような)いろいろな出来事が親子間でもあったのですが、私は自分と言う人間が強くそういった親の影響を受けていることを痛感しつつも、その受けた影響の中でも「特にネガティブな体験」というものを決して自分の子供たちには経験としてコピーするようなことはすまい、ということを子供たちが生まれる前から決意していました。

大部分は上手くいったと思うのですが、今思い返すと一部「うーん、反省」というような面もあれば嫁さんのキャラクターに全面的に助けられたな〜という点も沢山あります。
しかし、ポジティブなものにしろネガティブなものにしろ、親からは影響を受け続けます。私自身も良く理解できる自分自身の中にある「色々な面」で、間違いなく母親のコピーに当たる所、そしてまた父親のコピーに当たる所をいつも感じます。遺伝子、育てられ方、育った地域の環境等など、今の自分というものを作り上げてきた色々な因子はいろいろとあるのでしょうが、それらのうちの大部分を自分の親の中に色濃く見るのは私だけではなく、多くの人も同じなのではないのかなと思います。

今回、自分の両親に名古屋に来てもらって色々なところに連れて行って食べたり行動したりしましたが、ホントにもうね、、、。色々とやっぱり疲れました。w
疲れるから相変わらず一緒には住めんな〜と言うのは再確認したんですが、自分の原点というのはこの両親にあるのかと思うと色々と複雑な気持ちになるとともに、一緒に歩く両親の背中を見つめて思わずニヤリと笑って苦笑モードに入ってしまうことも度々でした。

しかしやっぱりその両親を見ていて更に思うことは唯一つ。
元気で居てくれて有難いこと限りなし!
本当にこれに尽きます。

70半ばを共に過ぎた老親を見ていて思うのは、なんだか昔の激しくファイトしていた二人の面影はどこにもなく、本当に見ていて仲睦まじいとはこのことよ、、、と、思わされるほどの仲の良さ。
一体何があったんでしょうね?というくらい仲良くなっちゃって、、、。w 若かりし頃、その激しい夫婦喧嘩に挟まれて大変迷惑を被った息子を差し置いてのイチャイチャぶりを眼の前で見せつけられるのは複雑ですな。あ〜あ!

故郷は遠くにありて思ふもの 室生犀星
両親は遠くにありて思ふもの smallG

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