2014年1月11日土曜日

今日は医師としてのリハビリ第一日目

今日は日本に戻って初めての医師としてのリハビリ行為第一日目となりました。

もう15年以上もまともに臨床の医師としての活動をせずにこの齢までやってきた私ですので、ここは一つ初心に戻って謙虚に新知識を修得するとともに、以前習得していて今はスッカリ錆びついてしまっている手技なども再び焼入れ、焼戻しをして鍛造しなければなりません。しかし、鉄は熱いうちに打てとの言葉もあるのに50近くなって錆び付いている刀(これは言いすぎですね。実際のところはせいぜい彫刻刀か肥後守レベルw)を打ち直すと刃自体が折れそうな嫌な予感がしないでもありませんが、、、。

使われているクスリも昔と変わらないものもあれば、ジェネリックで似た名前のもあるし、本当の長たらしい化学薬品名をつけているものまで種々あってこれは覚えるまではしばらくは看護師さんに迷惑をかけそうです。orz

この病院に私を招請してくださった先輩とともに各病棟を駆け足で回りながら、今の時代の治療とはどういうものであるかを目に焼き付けながらの半日仕事となりました。医師の方ならだれでも知っていると思いますが、ワシントンマニュアルや今日の治療指針も当然の如くこの15年の間には「別物」になってしまっておりますので、up to dateの知識を頭に刷り込みなおさない限りは医師として役に立ちません。日々これ勉強である点では基礎の研究者も全く同じですが、細胞相手の仕事と違い、生身の患者さんと看護師さんも相手にしての仕事ですので、そういった意味での対人関係の能力も試されていくことになります。

ここは最初に考えたとおり「虚心坦懐」全ての人を先生に、初心にかえって物事を学んでいかねばならないなと決意した一日でした。

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