2012年7月19日木曜日

学生に説教、、、

したくなくてもしないことがある。
今日はまさにそれをしなければならなかった。教えている女子のマスターの学生の余りにも目に余る「Thesisの最後の準備のデタラメさ」に呆れ返る事がこの数日で何度か続いたために、その点のダメさをキッチリ注意しておかないと後々、本人のためにならないので私のオフィスに入ってきた時に椅子に座らせて、これまでの経過とその過ちをこんこんと注意。
まず注意したのは約束した時間をきちんと守って行動すること。こうやって書いてしまうと、笑ってしまうような小学生に対する教育のレベルなんですけど、これが先ずダメ。その上で、私と約束したことを何度も破ること。大体約束した事自体を忘れていることが多く、話にならない。将来、医師や歯科医として人の体にモディフィケーションを加えるような職業はより高い職業倫理が求められることを(既に何十回も説教しているんですが、、、)また説明。
他の職業なら、自分が馘首になって終わり、会社への損害が金銭的に計算されて、、、というような事になるでしょうが、この仕事では人の命と大切な人生がかかっていることを静かに何度も言い含めます。無論金銭的な賠償もありますし、社会的な罰も待ち受けていることも。最悪の場合は刑事罰が待ち受けていることさえあります。
しかし彼女にはそのような「先に待ち受けるドクターとしての重い責任」というものに対する想像力というものが全く欠如しています。本当に高校生レベルの職業意識と責任感。orz
静かにしかし厳しく叱責して約一時間後に部屋から出しましたが、これでもなかなか頭の中にはその意味が伝わらないのですから大変です。その事実は既に私の共同研究謝かつ、彼女のコ・メンターシップをお願いしている先生も承知済み。この先生も彼女を厳しく指導するのですが、言っても言っても行動には反映されません。
要するに倫理的な面での教育効果の非常に低い学生なのです。こういう子は小さい時からの教育の成果として現在の状態を迎えているわけですから、我々がどう言ったところで、正直、一朝一夕で事態が好転するようなものでもないのです。
鉄は熱いうちに打て!とは至言です。
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