2012年4月20日金曜日

ポスドク当たり外れ

ラボの運営をしていると学生、テクニシャン、ポスドクそして共同研究者等、色々な場面で「一緒に働く人」を選ぶ場面が度々訪れます。
幾ら実験をしているから、サイエンスをしているからと言って昔のドラマに出てくるようなマッドなイメージの人物ばかりが集まっている訳では有りません。(笑)その多くは極めて高いレベルの仕事遂行能力を有していて何をやらせても大概は素早く、キレイに仕事を終わらせることが出来る人達がほとんどだと思います。
しか〜し、やはり中には、、、な人がいるのも確かで、周囲に居る他の人間と上手く共同作業が出来ない、いや、共同作業とまではいかなくとも周りの人間と全く打ち解けることの出来ない人もいるんですね。知性の云々という意味ではなくて性格異常だったり、本当の心の病気を持っていたり、、、。
実際この手の人達というのは別にラボとその周辺に限らず、どこにでもある程度の分布とある程度の比率で存在するのでしょうが他の一般的な経済行為を働く会社人、若しくは役所で働く役人とかと比して多いんでしょうね?(笑)
幸いにして私はその手の人物を自分のラボユニット単位で雇ったことはないのですが、旧ラボでは実際にフランス人女性のサイコパス居ましたし、ボスも「ホトホト」困り果てていました。一度雇うと、犯罪に類する行為がなされた場合以外は年単位で蹴り出すことが出来ないのが難しいところです。
逆に取り扱いを誤ると、ラボ自体がその一人のサイコパスの手で潰されることもあります。実際NIHでそういう事をした中国人ポスドクが居ました。ボスが働きもせず酷いプレゼンを繰り返す彼女に、ボスがプレゼン中にバカアホという感じで詰り、それを逆手に取った彼女はこのボスの行為をパワハラとしてNIHに訴え、延長されずに切れそうだったビザを逆にグリーンカードにまで書き換える事に成功てしまったという恐ろしい話。内情は皆十分に知っては居ても「politically "in"correct」な行為が命取りになったということでした。

PIは危険物の取り扱い時に最大限の注意が必要です。

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