2011年10月20日木曜日

激怒

今日やっと月曜日から続いた一連の事件が自分の手を離れた。
例えよそのラボの人間であっても、人の生死が関与する事となると、それに関与する人間は皆神経をすり減らしながら対応することになる。今朝まで彼女の友人に付き添われていた女の子が、昨日見つけておいたメンタルヘルス・アシストシステムを経由して、最終的に今朝の九時から精神科のドクターとの面談と最終診断、投薬治療の開始となった。
精神科のドクターによる診断でも完全にうつ病と決定され、オハイオ州立大学のP科の先生との連携も確認された。昼からは彼女をリッチモンド国際空港まで連れていきしっかりとセキュリティーチェックのところまで見送って御主人の待つオハイオへと送り出した。彼女も心の拠り所を戻して御主人に甘えることが出来るだろうか。
今回のことで実は頭に来たことがあった。昨日も書いたのだが、僕の同僚であるディビジョンチーフと、彼が信頼するNAVY出身の口の堅い秘書、そしてうつ病の彼女の直接の上司と三人で決めた約束「彼女自身には決して彼らが彼女の異変を知っているという事を告げない」という大前提があったのだ。つまり前面に出て全面的にサポートする僕をシークレットサービスとして下から支えてくれるという約束だったのに、、、。しかし、それを彼女の上司は「何だか先週からオカシイと思っていたんだけど、、、」等という切り口で、彼女に直接電話をしていろいろと聞き出していたのだった。彼女自身は現在NIHのスタディセクションに行っているから全くサポートなんぞ月曜までは物理的にも精神的にも出来はしないと判っているこそそういう取り決めをしたというのにこのザマ。彼女が対応を全面的に依拠している僕自身に信頼をおかなくなる自体が来たらどうするつもりだったんだ。
馬鹿か!
ホント、こんなこったからお前のところの人間は次から次に涙を流すような事態になるというのが解からんのか?ていうか解からんからこそそんな馬鹿な事するんだろうよ、、、。秘密と言ったことは子供との約束であっても、墓場まで持っていくつもりで対応しろと言いたい。軽々しく人と人の信頼に基づく約束を反古にするな!ホント久しぶりに頭に血が昇った。ディビジョンチーフもこの事態が明らかになった時には本当に信じられんという感じで天を仰いでいた。そりゃそうだろう。
男だろうが女だろうが、若かろうが年寄りだろうが、口の軽い奴は「決して」信じてはいけない。

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