2011年10月3日月曜日

マスコミからマスゴミへ

もともと新聞記者なんて言うのは一昔前は「羽織ゴロ」等と呼ばれておりました。つまり、金銭を貰って記事を書いたり書かなかったりということです。質の悪いのは「脅し、すかし」て人を揺さぶるわけで、それに対する対抗手段を持たない市井の人間はよっぽど意思の強い者でも無い限りは通常泣き寝入るしか無かった時代が延々と続いてきた訳です。しかし、ネットの出現で取材「する側」と「される側」の力学が決定的に変わった時代が来た事に「未だに」気付かずこれに抗う勢力も居るわけで、もう殆ど非・有視界飛行状態にあるマスコミ人も大量に発生してる現実が今の21世紀初頭の姿。まあそれは放っておいても絶滅するので、時間と言う極上のソースが彼らの存在をゴミ箱の中へ淘汰するのを待ちましょう。(質が悪いといえばあご足つきで企業取材をする提灯記者達。恥を知れ!って、、、無理です!(笑))
最近、ネットに出てくる「マスゴミ」の売文を読んでいて気づくんですが、何かこれホントにチェック受けて記事出してるの?と言いたくなるような誤字脱字のオンパレードが、年々歳々酷くなっているのを強く意識せざるを得ません。
何と言っても売文で生計を立てている輩が誤字脱字に、訂正後の単語再追加の欠落、敬語や丁寧語の間違いの連発とくれば、それを指導している上の連中のクオリティーも推測するに「当然」高くない訳で、それが続けばその下の世代の文章錬成力は更に低下することは間違いない事でしょう。
最近テレビではオバカ美人アナという訳のわからないカテゴリーで採用されている「舌噛みまくり」「漢字も読めない」アナウンサーが頻繁に登場し、各局の唱導するところの「報道?」レベルの低さを嘲笑されているのもそういった末期症状の一つなんでしょうね。若手は上を見て育つとは言いますが、、、。
最後にこの記事をここに貼っておきたいと思います。

取材に行かない若手

「あいつら、1日中編集部にいるんだよな」――。
これは某大手週刊誌の編集幹部の弁だ。あいつら、とは若手の編集者や記者を指している。電話やメールでの取材が中心で、「人と直接会ってネタを引いてくるという作業をとにかく嫌がる」というのだ。
筆者にも同じ様な経験がある。古巣で毎年新人記者が入社するたび、記者クラブで決まりものの原稿ばかり処理し、外に出たがらない若手が急増したのだ。中には、ネット上の掲示板からネタを「コピペ」し、無断で原稿に引用するような輩も現れ、社内で大問題に発展する様なケースすらあった。
筆者は、週刊誌の編集者・記者、あるいは契約ライター諸氏の大半が誠実に取材を続け、俎上(そじょう)に上る相手と日々ギリギリの駆け引きを行っていることを熟知している。ただ、先に触れたように、相手と直接接触し、感触を確かめるという基本作業を怠っている向きも確実に存在するのだ。
筆者は若手だけを指弾しているのではなく、こうした危ない記事作りを容認、あるいは黙認してしまっている編集部の体質にも少なからず問題があると考える。広告の減少と部数の減少を食い止めるため、刺激の強い記事を書く。こうした方針で各社の週刊誌は懸命に歯を食いしばっている最中だ。だが、刺激の強い記事をお手軽に濫造したとしたら、それは一層の読者離れ、ひいては購買部数の落ち込み、最終的には広告の枯渇、休刊(廃刊)という負のサイクルを転げ落ちることを意味する。
筆者は現役記者時代、取材経費を捻出するためにアルバイト原稿で各社の週刊誌には散々お世話になってきた。いまさら最上段に構えて批判めいたことを書く資格がないことは重々承知しているのだが、最近の取材の稚拙さには正直、危うい一面を感じた。週刊誌は新聞やテレビが掘り下げない告発記事、調査報道が使命だ。作り手内部の劣化は、最小限に食い止めるべき時期にきているのではないだろうか。

上の記事驚きませんか?まるで他人事。(笑)
一切の妥協を排して下を正しく・厳しく育てられない組織を待っているのは「確実な自滅」です。

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