2009年10月12日月曜日

こんなもんか?でも凄いな

天下りのことは良くニュースのネタとしてとりあげられる。

「省庁の人事」というのは霞ヶ関に限らず地方のお役所でも市井の感覚とは全く次元の違うところで繰り広げられているのは、賢い高校生くらいになれば既に暗黙の了解というレベルの話かも。
さすがに高校生では地方の天下りのことはあんまり聞かないかもしれないが(笑)これだって立派な天下りなのだ。
実際、監督権限のある省庁ならば、地方のレベルでも退職後の爺様を(最近は婆様もか?)当然のように地方の公共施設の「名ばかり」「役職あり」「仕事は有っても無くてもよいような」仕事に就いて、税金、補助金を吸い取っているのです。
問題の根源はこんなしょうも無いことをしないと安心した老後を送れない「先進国」日本であること。
もう一つは、60歳とか65歳という年齢が事実上多くの人にとって退職するには若すぎる年齢になってしまっていること等ですかね。
この天下り、銀行なんかも「極普通に」やってますよね。
退職後の人たちを自分にノーと言うことは出来ないところに事実上順繰り押し込んでいく。
そして押し付けられた先も取り敢えず言うこと聞いて親分のところから送られてきたお客さんを祀り上げてコネをつなぐ。
しかしこっちは官公庁の天下りのように税金を使うチャンスはほぼ無いと考えてよいのかな?

それにしても今回の日経の記事

厚労省の天下り先、補助金5000億円超 98団体、厚労相は抑制急ぐ
(リンクは削除!理由はここに説明してあります。)

この五千億という巨額の補助金のうち、この天下った爺様たちの給料にどれくらい消えているかという解説がほしい。
これだけでは天下り即、悪い人たちの悪い仕事に五千億円という感覚を読み手に与えかねない。
勿論その裏を推理したり文章を読み解く人たちが大半ならそれで問題は無いのだがそうではあるまい。
それと、この厚生労働省だけで五千億という金額が「補助金」として出ているということは、正規の予算だけではやりくりできない団体がこれだけ存在しているということの直接証明になってしまっているということか。
もう一つ言うならばこの98団体のうち一体どれだけの団体が本当に必要な団体なのかという最大の疑問が全く検証されていない。
新聞の本来の役割はそこら辺にあると私は思うのだが?
今後の取材で本が出来るくらいの質のものが果たして出てくるのか。
しかも、これは厚生労働省の天下り団体だけでこれだけということは、、、。
日本には全身寄生虫が張り付いて大木が枯れるのを待っているのかな。

人の金をあずかると凡人は見境無く使う人が大多数なんでしょうかね。
この人たちは、結局は自分の財布と将来の子供達の未来に影響するという単純絵図面も描けないのでしょうか。
自分だけがよければいいんでしょうね。

無理ですけど。(笑)

昔、塩川正十郎の爺さんが言っていた母屋でおかゆ、離れでスキヤキの話を今回は思い出してしまいました。もう一つここにも予算編成の暗部に関して書いてあるブログのリンクを、、、。これは怖いです。
ここで一つキーワードになるのはパーキンソンの法則かも。

日本もやがて「売り家と唐様で書く三代目」のお話を地で行くようになるのかな、、、。

-

0 件のコメント: