2008年12月10日水曜日

カレッジバスケットボール

カレッジバスケットボールにはまっている。
ふとしたきっかけで自分の大学に強いバスケットボールチームが存在する事を知り(気にかけている暇が無かったと言いましょうか<言い訳)、このチームに学生兼チームアシスタントとして勤めている日本人学生のI君からチケットを調達していただけることになり、もう機会があれば「全部」見に行っている。
みんな学生とはいえ、二メートル前後の選手がずらりと並んでダンクや3ポイントシュートを決める様は絶景。やっぱり見ていて面白いのは「自分が夢見ても出来ない様なプレー」を眼の前で見せ付けてくれる事だと思う。NBAのここ一番の凄さには到底敵わないプレーでは有るものの、日本に居ては先ずこんなプレー見る事は皆無とも言うべき動作が眼の前で繰り広げられると気分爽快になるのだ。しかも、ホームでの勝率が当然のように抜群に高いのでCAA内のチームで戦う限り、実に安心して観ていられるのも良い。チームにはそれぞれポジションによって中心となるべき選手が居るのだが、その中でもPGの上手さは驚異的で、上背こそ無いもののチームの流れが悪くなってきている時などに叩き込むシュートはやはり、神様仏様と手を摺り合わせたくなる様な時があります。これだけ上手くても、かつCAAで何度もベストプレーヤーに選ばれていても、この彼がNBAで良い選手として認識され活躍できるかどうかと言うのはまた別の話で、且つ、NBAに行けるかどうかと言う点でさえも怪しいのだと聞いて、アメリカの国技としてのバスケットボール競技人口と、その層の厚さを思い出さずには居られない。ある程度の年齢の男の子の居る家庭のガレージの前には当然のようにバスケット用のボードが置いてあり、そこで暇さえあれば男の子達がボールをポンポンとシュートているような国がバスケットが弱いわけは無いし。おまけに移民込み込みで才能のある選手が皆この国でプレーする訳ですからそのレベルも当然高い訳で、きっと日本でコーチングをしている人たちから見ればアンフェアと思えるほど最初のスタート地点が違うのだと思います。
それでも頑張る日本のバスケットチーム。ラグビーと同じで、それを支える人口層の厚さと伝統の前では、なかなか日本は色々なスポーツの中ではトップに立ち続けるのは難しいと思います。その良い例がサッカー。まあ、メキシコオリンピックのときは別としても、キャプテン翼以降で盛り上がったサッカー少年の世代は一気に日本のサッカーブームを作り上げたのが記憶に新しいところです。このブームは確かに本物で、世界に輸出できるレベルの選手を何人も輩出したと言う点では「日本人が能力的に云々」と言う前に、やはりどの国から来た人間でも出来る奴は出来るという証明では無いかと思いました。でもバスケットは上背が有るのが圧倒的に有利だし、短距離走ではしなやかな筋肉のあるジャマイカの選手にはとても勝てそうにないし、、、。うむ、これでは振り出しに戻ってしまいました。(笑)

取り敢えず、今年は我々のチームがCAAで優勝し、3月のMarch Madnessでお祭り騒ぎが出来る事を願っています。

追加:それにしても今日はアメリカのCEOの厚顔無恥・面の皮の厚さを思い知らされるニュースを日経で読み、こいつら頭がオカシイと、はっきり確認できた。実質破綻して身売り吸収されたメリルリンチのCEOセインが性懲りも無く1000万ドルのボーナスを要求し、その理由が振るっている。「経営危機が更に深刻になるのを防いだ」というものだ。馬鹿につける薬は無い。

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